群馬県渋川市赤城西麓にある赤城自然園は、
120ヘクタールもある広大な森を、
約30年前から、「人間と自然との共生」目指し、
旧セゾングループが開発しました。
ほとんどの植栽を入れ替え、川や池を作り、
植物が生き生きと育ち、昆虫や小動物が 棲みやすい
環境づくりを続け、
今では北関東に生息する植物や昆虫の多くの種類を
自然に近い形で見ることができるようになったそうです。

入園前にスタッフさんから「赤城自然園」の理念や歴史、
コースの周り方、注意事項などお聞きし
展示棟で「赤城自然園の四季」のビデオを見ながら
お昼のお弁当(鳥べんとう)を食べ、散策に出発しました。
時間はすべてを含めて2時間でしたが、
散策時間は1時間半ぐらいだったので、ちょっと短かったです。

順路に沿ってお写真、アップしますね。
入園するなりこの色彩。
感激しました。










樹上小屋



ナナフシ橋
ここからは自然生態園で紅葉は少なくなります。

ミズスマシの池
ここで今年の初め頃放映された、金の斧を池に投げる
auのコマーシャルが撮影されたそうです。

昆虫館
各部屋には内外の様々な昆虫の展示を楽しめたようですが、
時間がなくて入れませんでした。

遊歩道はパークが敷き詰められているので足に優しく、
間伐材でつくったベンチやイス、
水飲み場などが要所、要所に設置されていました。




群馬テレビの方が取材に来ていました。
通り過ぎようとすると、アナウンサーの方だと思いますが、
明るい、綺麗な声で「こんにちは~」と
挨拶をして下さいました。
とても感じの良い方で、群馬県民だったら、
この方の出るテレビなら、毎日見てしまいそうでした。
最後に植物の御紹介ですが、
その前に少しだけお話しさせて下さいね。
四季の森のアカマツ広場付近で、自然生態園への道が
わからなくなってしまったので少し戻り、
近くにいたスタッフの方にお聞きすると、
道案内をして下さいました。
植物にも詳しい方で、昆虫館あたりまで
いろいろ説明を受けながら歩くことが出来ました。
お名前を伺うのを忘れてしまいましたが、
本当にありがとうございました。

ハバヤマボクチ(葉場山火口)
スタッフの方が葉の裏の白い綿毛をもんで
昔の人はこれに火打ち石などで火を飛ばして
種火にしたと教えて下さいました。
枯れた花だったので、一人で歩いていたら、
きっと見過ごしていたでしょう。

カンアオイ(寒葵)
葉はシクラメンの葉のように綺麗でしたが、
まさか花が咲いているなんて…
これもスタッフの方が教えて下さらなければ
見逃していたところでした。
葉をそっと開けると、先端が3つに裂けた、
小さくて堅そうな筒状の地味な花が、
根元に咲いていました。
冬でも青々と葉が茂っているところから
「カンアオイ(寒葵)」と名付けられたそうです。

セリバオウレン(芹葉黄連)と狂い咲きのツツジ
セリバオウレンは山地の林内に生える小形の多年草で
早春に小さな白い花を咲かせるそうです。
晩秋の開園は10月21日(金)~11月20日(日)で冬季は閉園し
春の開園は今年は4月8日からだったそうですので、
目に触れる機会はないのかもしれませんね。

ピンクのヤマラッキョウとモミジガサ

上段左より
アワコガネギク シロヨメナ リンドウ
中段左より
モリアザミ マツムシソウ ヤマラッキョウ
下段左より
ヤマトリカブト シモツケ タツナミソウ

上段左より
マムシグサ センボンヤリの綿毛 レンゲショウマ
下段左より
オオバギボウシ サラシナショウマ シラネセンキョウ
知っている花でも、実や種となると
全くわからない場合もあります。
スタッフの方のおかげで、いろいろな花のその後を
知ることが出来ました。
帰りは赤城インターから関越道、圏央道を経て
予定時間より5分早い5時15分には出発地に着きました。
快晴とはいきませんでしたが、お天気にも恵まれ
楽しいウォーキングが出来ました。