娘の部屋の本棚にあった30年前頃の文庫本なので、
文字が小さく、紙の変色もあり、読み難かったのですが、
デスクライトの光を頼りに、どうにか読むことが出来ました。
デビュー作品の『泥の河』も収められていましたが、
タイトルの美しさに惹かれて『螢川』を最初に読みました。
『泥の河』第13回(昭和52年)太宰治賞受賞
『螢川』第78回(昭和53年)芥川賞受賞
宮本輝の著作を読むのは、『錦繍』『優駿』以来で、
20~30年ぶりになると思います。
平成3年7月30日45版
物語の舞台は昭和37年3月から6月までにの富山市。
4月になると中学3年生になる竜夫の家族、初恋、友情、
人間的成長などが丁寧に描かれている。
主人公と私がほぼ同年代ということもあり、
時代背景や情景が目に浮かぶようで理解しやすかった。
登場人物は人情味があり、優しい富山弁は、
昔の友人を思い出して懐かしかった。
圧巻はラストの蛍が乱舞するシーン。
年齢を超えて感動できる一冊だと思いました。
(2021.07.09 撮影)
(2021.07.17撮影)
ギボウシ(ホスタ)
黄緑色の葉に緑色の覆輪が入った中型のギボウシの花が咲きました。
今年は3輪。
2009年7月から育てています。
花も小さく、花持ちも悪くなりましたが、
この3種類のバラは断続的に良く咲いてくれます。
ケイトウ3色とランタナ(株分け)の寄せ植え
(2021.07.21撮影)