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短篇集「女のいない男たち」の3作目は『独立器官』。
独身で遊び人の整形外科医が、52歳で初めて一人の女性を愛し、
何も喉を通らなくなり(拒食症)、餓死するというお話。
タイトルの〈独立器官〉とは、
すべての女性に備わっている、嘘をつく際に用いられる器官のこと。
嘘だけでなく、泣くこと(涙)も女の武器と言われていますが、
幸か不幸か、長女で甘え下手の私は、この器官を
一度も使うことなく、老齢期を迎えてしまいました。
印象に残った言葉は沢山ありますがその中の2つを…。
「紳士とは、払った税金と寝た女性について多くを語らない人のことです」
(整形外科医・渡会医師の言葉)
「谷村さん、厚かましいようですが、ひとつ僕からお願いがあります。
どうか渡会先生のことをいつまでも覚えてあげて下さい」
「僕は思うのですが、僕らが死んだ人に対してできることといえぱ、
少しでも長くその人のことを記憶しておくくらいです。
でもそれは口で言うほど簡単ではありません。誰にでもできることではありません」
(渡会医師の秘書・後藤の言葉)
*・゚✽.。.:*・゚秋の花*・゚✽.。.:*・゚
(2021.10.20撮影)
ユリオプシス・クリサンテモイデス
緑葉のユリオプシスデージーで、
別名・マーガレットコスモスとも呼ばれています。
10年以上育てていた親木は、2mを超える潅木状になり、
ツツジの間からニョキッニョキッと顔を出し、
春から秋まで断続的に咲いていましたが、
深く剪定しすぎ、昨年、枯れてしまいました。
これはそのコボレダネから育った木で、
道路と我が家の敷地との間の縁石の割れ目に根付き咲いています。
(2021.10.23撮影)
(2021.10.27撮影)
ツワブキ(艶蕗、石蕗)
日本(福島県・石川県以南)・台湾に自生する
キク科・ツワブキ属の多年草。
20年前頃、ご近所のSさんから頂き育て始めました。
コボレダネからの花も、場所を変えて育てていますが、
日当たりが悪いせいかまだ咲いていません。
蕗(フキ)に似たツヤのある葉を付けるため、
艶蕗が転じてツワブキと呼ばれるようになったそうです。
花言葉は「困難に傷つけられない」「愛よ甦れ」「謙譲」
(2021.10.23撮影)
ランタナ・黄花
咲き始めた時期が遅かったのでまだまだ楽しめそうです。
(2021.10.29撮影)
クリスマスホーリー(西洋ヒイラギ)
2016年から寄せ植えで育てていますが、
植え替えたのは1度だけなので、樹に力が無くなったようです。
生った実は少なく、葉も艶々した緑色ではなくなりました。
(2021.10.27撮影)
千両
種は小鳥さんからのプレゼントらしく、庭のあちこちで自生しています。
お正月の切り花には欠かせませんが、ここ何十年と買ったことはありません。
小鳥さん、ありがとう🐤
ちょっと心配なのは、今年は、実が早く色づき始めたので
お正月まで、持つかどうかどうかです。
(2021.10.29撮影)
山茶花
樹の中心近くに咲いていたので気が付かなかったのですが、
夫に聞くと、1週間前頃から咲き始めていたようです。
山茶花が咲くと、秋の深まりを感じますが、
この分だと今年は、冬の到来も早いのでしょうね。