こんばんは、へちま細太郎です。
ぼくが学校から帰ってくると、家の前に女の人が立っていました。
じっと、へいごしに中を見ています。
誰だろう。用事でもあるのかなあ。
女の人はしばらくするとぼくに気がついて、にっこりと笑いました。 笑いましたけど、なんかへん。
「ぼくがしょう君?」
と声をかけてきましたが、もちろん返事なんかしません。だって、ぼくの名前は“しょう”じゃないからね。 でも女の人はそれにはかまわず、
「しょう君、おかあさん欲しくない?」
と言ってきました。
なんだ、この人。
「おかあさん、欲しいよねえ」
勝手に決めないでほしいな。
「ね、お姉さんがなってあげようか」
何言ってんの、この人。
あんまり変なので、ぼくは相手にせずに家に入ろうとしましたが、
「しょう君、おとうさんに伝えてね、日曜日のイブは楽しみにしているからって」
と、後ろから大声で言ってきました。
「え、なに?」
ぼくはびっくりして立ち止まりましたが、こわくて振り向くことができませんでした。
「ちゃんと伝えてよ、約束は守ってね、と」
うわぁ、なんだあ、なんだあ。 ぼくは中にかけこむと、こわごわと顔を出して様子をうかがうと、こちらをみてにたあと笑っていました。
「げえ」
気持ちわり~。
おとうさん、どっかで悪さしてきたのぉ?
ぼくが学校から帰ってくると、家の前に女の人が立っていました。
じっと、へいごしに中を見ています。
誰だろう。用事でもあるのかなあ。
女の人はしばらくするとぼくに気がついて、にっこりと笑いました。 笑いましたけど、なんかへん。
「ぼくがしょう君?」
と声をかけてきましたが、もちろん返事なんかしません。だって、ぼくの名前は“しょう”じゃないからね。 でも女の人はそれにはかまわず、
「しょう君、おかあさん欲しくない?」
と言ってきました。
なんだ、この人。
「おかあさん、欲しいよねえ」
勝手に決めないでほしいな。
「ね、お姉さんがなってあげようか」
何言ってんの、この人。
あんまり変なので、ぼくは相手にせずに家に入ろうとしましたが、
「しょう君、おとうさんに伝えてね、日曜日のイブは楽しみにしているからって」
と、後ろから大声で言ってきました。
「え、なに?」
ぼくはびっくりして立ち止まりましたが、こわくて振り向くことができませんでした。
「ちゃんと伝えてよ、約束は守ってね、と」
うわぁ、なんだあ、なんだあ。 ぼくは中にかけこむと、こわごわと顔を出して様子をうかがうと、こちらをみてにたあと笑っていました。
「げえ」
気持ちわり~。
おとうさん、どっかで悪さしてきたのぉ?