春休み その３

こんばんは、へちま細太郎です。

ぼくの誕生日は、３月27日でした

春休みに入ってすぐに引っ越しをして、みんなで食事をしに行きました。 食べたのはおすしです。
ぼく、食べそこねたもんね。
藤川先生もいっしょにいたんだけど、
「２次会行くべ、２次会」
と、おとうさんと広之おにいちゃんの腕をつかみました。 どんな２次会やら想像がつくだけに、おとうさん、かわいそうだなあと思いました。
と、藤川先生がぼくにしせんを向けて、
「細太郎、おまえ、27日誕生日だろ。お祝いしてやるから、おまえも来い」
と言うじゃなあい。
「え？だって、まだ日にちあるよ
ぼくはあせってこたえました。
じょうだんでしょ～。藤川先生がひらいてくれるお誕生会なんて、こわくて行けないよ～。
「バカ野郎、おれはオーストラリアに行くために、急ピッチで仕事こなしてんだ。28日に出発だ」
と、かってなことを言います。
「あらま、いいご身分ねえ。何しに行くの？」
おばあちゃんが、お茶をずすりと飲み、しょうがをバリバリと食べながらききました。 「やだなあ、オーストラリアGPですよ。。メルボルン」
「あら、忘れてたわ。このバカ息子とバカ孫のせいで」
ぼくはムッとしましたが、おとうさんはにこにこ笑っています。
「近頃、ルールがコロコロ変わってばかりで面白くないのよ。アゴ兄も冴えないし…」アゴ兄って、だれ。

「SUPAR AGURI？琢磨はわかるけど、同じ年食ってんなら、信ちゃん出しなさいよ、信ちゃん」
信ちゃん、だれ。
「おばさん、面食いだもんな」藤川先生が頭かいている。

だから、なんなの。

わけわかんないから、明日へつづく