3月6日、闘病中のマダム活火山が逝ってしまいました。
亡くなって一週間は、おきまりの仏事の執行で慌ただしく過ぎ去り、それが終わると、慌ただしい人の出入りが終り、静まりかかえった居間にある祭壇、遺影と納骨を待つ遺骨の存在が、かっての活火山の日常性を破壊したようで、この三週間、何もする意欲が湧かず、無為に過ごしてきました。
通夜の際に、菩提寺からお経本とテープを頂戴しました。
当家は浄土真宗で、頂戴しましたお経本の中に「正信偈(しょうしんげ)」と言うお経があります。
「正信偈」はNHKラジオ深夜便の毎月最終土曜日(正確には日曜日の未明)にオンエアされている、五木寛之の<我が人生の歌語り>の中でも紹介されておりますが、五木氏が育った筑豊や北陸等、熱心な浄土真宗の家庭では朝夕唱和されている、親鸞聖人のお経です。
この「正信偈」は約15分から20分位のお経です。時間を計った事が無いので正確な事は解りません。
無為に過ごした三週間、活火山はテープの「正信偈」を唱和してみました。
お経はすべて漢字で構成されていますが当然の事、すべて平仮名のルビが付されています。
始めた当初は、平仮名のルビにもついて行けず、戸惑いもありましたが、一週間くらい経過してからは、何とかテープに対応することができるようになりました。
以上、近況です。