連日の国会中継を見続けるのも嫌になって、鎌倉を逍遥。
<逍遥>
いい日本語だ。
<逍遥>を使うだけで、活火山、いっぱしの物書きになったような高揚感が湧き、つまらない駄文が奥行き深い名文の香がするから不思議だ。
鎌倉下車、定番の参道を八幡宮へと歩く。
天気は冬晴れ、気温は13~5度位か?歩いていると、コートが邪魔になる。
八幡宮の牡丹園では<寒牡丹>が見ごろ。
早速入園する。
平日の所為か、園内は余り混んでいない。
牡丹園から北鎌倉方面へ歩くこと15分、建長寺へ。
何年ぶりだろう。
境内に入り 法堂、仏堂、方丈の裏に広がる夢窓疎石作をしばらく見入る。
隣にいた連れの表情の異変に気が付いた。
仏法の熱心な信仰者である活火山の連れは、この鎌倉五山筆頭の建長寺の山門をくぐった時からなにやら信仰の世界にある歓喜、悦の世界に浸ることが出来た所為のようだ。
これに気を良くした活火山、鎌倉へ戻り、高徳院の大仏と長谷寺の観音像へと向かうことに。
鎌倉駅西口で、20数年ぶりの横浜<勝烈庵>のとんかつを食べる。
懐かしい柔らかさの肉のとんかつを味合う。
やはり<旨い>
食後、なつかしの江ノ電で長谷へ。
それにしても、<踵骨棘>の左足が痛みが極度に!
長谷で下車したものの、高徳院までの距離を歩くことに不安を感じ、長谷観音へ左折。
大仏は次回に回してしまった。
長谷寺でも、連れは感極まった様子。
連れがそもそも、観音菩薩の熱心な信者であることを思い出した。
海を見下ろす境内にあるレストランからは、ガラス越しに由比ガ浜が見える。
ゆっくりと歩き、楽しんだ一日だ。