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かっては、世界中を取材という旅をして情報を発信されていた作家・宮崎正弘氏のメルマガを購読してすでに10年以上になるはずです。
2020年の武漢コロナが中国共産党政府の作為的で、犯罪的な、発症の隠蔽によって、そのコロナ禍が世界中にまん延し、以来、氏の海外取材情報は微妙な変化を余儀なくされたが、間もなく再開するだろうと勝手に予想しておりますデス。
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宮崎正弘氏を強烈に意識するようになったのは、2008年前後の頃、チャンネル桜の討論トークコンテンツを視聴して、氏のバックグランドを知ったことがキッカケでした。
実は同世代です。
大きな違いは、学生時代に同じ東京で同じ空気を吸いながら、残念なことに、宮崎氏のような、類無い、それも貴重で、濃厚な体験をしていない自分との比較に起点があります。
なにせ、kazanはチンタラ系ダメ学生の典型であり、一方の宮崎氏は、ググれば簡単に理解できますが、強烈で貴重な体験を重ねており、今振り返れば、恐らく、学生時代以降の生き様に大きな違いが生じたという畏敬があるからだろうと想像できます。
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昨日のメルマガにあった一節が、珍しい切り口であったので、紹介したくなった次第です。
有名な中国人作家の林語堂『中国=文化と思想』(鋤柄治郎訳、講談社学術文庫)に次の一節がある。
「中国語文法におけるもっとも一般的な動詞活用は、動詞『賄賂を取る』の活用である。『私は賄賂を取る。あなたは賄賂を取る。彼は賄賂を取る。私たちは賄賂を取る。あなたたちは賄賂を取る。彼らは賄賂を取る』であり、この動詞『賄賂を取る』は規則動詞である」
前後が逆になりましたが、宮崎正弘氏の今回の記事タイトルは外電で報じられた内容である 【バックマンフリード(FTX創始者)を中国への賄賂で追起訴★中国高官に4000万ドルの賄賂を暗号通貨で送金していた 】
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恐らく500文字くらい字数のメルマガの記事の一部を借用挿入する後ろめたさは否定できるはずもないことですが、見ての通りの、引用の又引であるので、今回はフライング覚悟の「清水の舞台」レベルの心境です(汗)
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今回は、宮崎正弘氏の切り口以上に、興味を持ったのは、「4000万ドルの賄賂」というキーワードです。
4000万ドルは現在のレートで概算52億円。
そこそこの金額ですが、中国共産党高官が海外で、特に、スイスの銀行に隠し持つ金額は、個人あたり兆円レベルですから、大した金額ではなさそうな。。
かってのロッキード事件で、ロッキード社から、4000万ドルの賄賂が児玉誉士夫代理人に流れたのが、当時のレートで21億円、丸紅から田中角栄氏に密かに渡されたのが5億円。
この比較でしても、「個人あたり裏資産・兆円レベル」は、特筆レベルでしょう。
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それだけ、米国は、中国にダイナミックに食い込み、天文学的利益を手中に収めたと言えますが、逆に、中国の社会、政治の伝統的なメカニズムが、絶妙にしかも、効率よく、正確に機能した結果の産物であるとも言えます。
経営計画、投資計画、資金回収というビジネスプラン、プロジェクトプランは、おおくはエクセルで計算された段階では、「絵に描いた餅」です。
それが、宮崎正弘氏が取り上げた「一般的な動詞活用」で、絵に描いた餅レベルの計画が完全に実行できると言うワンダーワールドが中国であった証明でき、実証できたことが指摘されてます。