今日は、はじめて動画を【YouTube】にアップしてなにやらハイになっている活火山です。
Twitterで【歴史的アニメの秘密の裏話】さんのツウィートで、作者、<井上ひさし>がこの物語は登場者全員が、【ひょっこりひょうたん島】で火山の爆発にまきこまれ、死亡するところから始まる【死後の世界】が、書き出しだったという。 このことは、作者<井上ひさし>の故郷で、生前に開かれた【ひょうたん島を語り合う】の席上で紹介されたこととして、新聞記事のコピーと共に紹介されていました。
作者と共作者、それにディレクターの三氏が、家庭の事情で親に頼れない少年時代を経験したことから、<大人たちに徹底的に絶望した>少年たちが、ユートピアとして考えた【ひょっこりひょうたん島】は親も大人も存在しない、少年たちが新しい生き方作って行かなくてはならない場所>になっていたと、コピーが紹介しています。
その出発点が理想の島に出かけて行き、天災で全員が亡くなることから、理想の死後の世界で生きていく少年たちのドラマであったことに、つい思いが走り、活火山の海馬が踊りだした次第です。
このアニメの発想が始まりが<死後>の世界で、ふと思い浮かんだのは松竹映画<上海バンスキング>です。 これは逆に最後が全員が死んで死後の世界を渡る船に同乗し、亡者のしるしである白の三角巾を額に付けたいでたちで、全員でJazzのフル演奏をするところで終っていたと記憶しています。
もとに戻ろう、たしかあのアニメがNHKで終了してからも、あのアニメの登場者の顔がリアルに目に浮かび、 その数年後からドンガバチョの藤村有弘が亡くなり、時の経過と共に数多くの声優が故人となり、残った声優が、その後個性的な役柄を演じる役者として活躍していることも活火山の記憶にインプットされています。 それを思うと、あのドラマは名優の輩出場所であったのかも知れません。 ロングランの作品にはそうしたケースがよくあります。
かっての日活映画の悪役や、 東映映画、<仁義無き戦い>に出演した大部屋の俳優たちが、その後主役や準主役級の俳優になった事も思い出します。 そして、あの歌<進め~!ひょっこりひょうたん島…♪>は記憶にのこる応援歌であったと思うのです。