himadawaが作ったキャンピングカーで美しい星空を求めて

暇つぶしと老後の楽しみにと、DIYで製作するキャンピングカーの過程と運用、天体写真撮影のblogです。

M57 リング星雲をクローズアップ

2023年06月26日 | 天体写真

M57 リング星雲はこと座に位置して夏の代表的な惑星状星雲の一つです。
太陽系からおおよそ2600光年離れた位置にある小さなリングです。今回は長焦点でクローズアップしてみました。

TITLE:M57 リング星雲
DATE:2023-06-16
TIME:21:11..21:34
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:タカハシ エクステンダーQ1.6x
焦点距離:3250mm
F値:F16
露出時間:15s,30s,45s,60s
撮影枚数:各8コマ、 計32コマ
フィルター:LPS-D1
ISO感度:40000
気温:12℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、PI、SN2、Lrで仕上げ 、約50%トリミング

明るい星雲ですので15s~60sの多段露光をコンポジットしてみました。周りの恒星に色がついて滲んでいるのは大気の影響なのでしょうか?

リングの中心には恒星が進化した白色矮星が見られ、それから放たれる強烈な紫外線でリング部分が輝いて、Wikipediaによるとリングの部分の青色はヘリウム、緑色は酸素、赤色は窒素の輝線スペクトルだそうです。

リングの長径側の両端には、なにかモヤモヤとした揺らぎのようなものが見えます。

口径の小さな望遠鏡で見ると本当に惑星にみえますが、焦点距離、大きさが変わると違ったものが見えてきて面白いですね。