改めまして6月16日に開田高原で撮影したM27 亜鈴星雲です。
非常に天候が安定し、空の状態も良く無風で暗い新月期の開田高原でしたので、やりすぎかなと思いつつも長焦点で撮影を試みました。
ガイドも安定し、PCに1枚目の画像が表示されたのを見て驚きました。何も処理していない画像なのに美しい!。あまりの美しさに嬉しくなってきました。
TITLE:M27 アレイ星雲
DATE:2023-06-16
TIME:21:39..22:44
撮影場所:開田高原
カメラ:EOS Ra
鏡筒orレンズ:Celestron Edge HD800
コンバーションレンズ:タカハシ エクステンダーQ1.6x
焦点距離:3250mm
F値:F16
露出時間:180s
撮影枚数:20コマ
フィルター:LPS-D1
ISO感度:40000
気温:12℃
赤道儀:Vixen SXD2
オートガイド:PHD2 ASI 120MM-mini
ガイド鏡:50x200mm x 1.5EX = f300mm
画像処理:St9コンポジット、PI、SN2、Lrで仕上げ
自宅で画像処理を行いましたが、強調の処理は行わなくてもそれなりに仕上がりました。
やはり暗い空が一番ですね!。
メジャーな撮影対象でどうかと思いましたが、時期のものですので天文ガイド・読者の天体写真に応募したしだいです。
そして編集部から頂いた”みごとな写りです”との講評は最高の喜びです。
そして偶然なのか、この9月号の星雲・星団案内でM27亜鈴状星雲であったのも何か導くものがあったのでしょうか?
ではいつものように、
M27 NGC6853は、 亜鈴星雲と呼ばれています。
赤い部分が筋トレで使う鉄アレイ、ダンベルに似ています。
はくちょう座のとなりのこぎつね座に位置する惑星状星雲で約1200光年離れています。
1764年にあのメシエさんが発見した最初の惑星状星雲だそうです。
恒星が進化して赤色巨星となり離脱したガスを照らしています。
我々の太陽の将来はどんな姿か見たいような、見たくないような・・・ですね。