【2013年の記事】
このところ、子どもたちの本音を引き出す教育相談ツール (質問カード、人生の魔法カード)を購入された方から 次々と カードを使った実践の報告が届いています。
このブログでも これまでに 何例かご紹介してます。
≪頻回来室するがなかなか自分の想いを表現できない女子中学生の事例≫
今回は 中学校の一般の先生が質問カードを活用して、不適応傾向の生徒に対応された事例をご紹介します。
≪事例≫
・・・・・・・メール本文より引用・・・・・・・・・・・・・・・・・
この日は2時間目から登校しました。保健室で体温を測っているときに、誘いました。
・ 1枚目のカード「本当は、どうしたいの?」
C=家に帰りたい
T=どうして?
C=家に帰って、ゲームがしたい
T=へぇ、ゲームがしたいんだ。で、本当はどうしたいの?
C=ゲームをクリアして、ステージを上げたい。
T=ゲームをクリアして、ステージを上げることが、本当にしたいことなの?
C=嫌な人を敵のボスキャラにして、それを倒してすっきりしたい。
・ 2枚目のカード「心の中の自分は なんと言っていますか?」
C=授業に出て、勉強して、自分が行きたい学校に行きたい。
T=そうなんだ、行きたい学校があるんだね。。。。。(ここから いろいろな話)
この後、一人で教室に行きました。毎時間、授業開始のチャイムを聞いても検温していて、養護教諭に教室まで付き添ってもらっている子ですが、このときは、時間も守ることができました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メール引用終わり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カードを使って アプローチをされた先生の感想には
「感覚的な表現で申し訳ないのですが、カードをつかうと、言葉での質問よりも、子どもの表情が明るい気がします。」とありました。
私の養護教諭の経験からも、何かが解決したわけではないですが、内面を話すことで 気持が軽くなり教室へ向かうことができる子は 意外と多いです。
また、先日 コースのアシスタントに来てくれた 加藤アドバンスコーチが 人生の魔法カードの使い方を学び購入されました。
そして さっそく 家庭で使ってみたそうです。その様子をご自身の ブログに書いてくださいました。
しのさんの笑う門には福来る
日曜日に買っちゃった♪『人生の魔法カード』
この記事の中で 加藤コーチは 次のように書いておられます。
・・・・・・・記事引用・・・・
日曜日の夜から、子ども達は毎日、保健室コーチングアプローチグッズの1つ『人生の魔法カード』をひいて(選んで)楽しんでおります。
このカードで早く遊びたくて、学校から早く帰ってくるようになりました。
ついでに宿題・次の日の準備も早く済ませるようになりました。
普段は親に対してなかなか言えない本音も「パパとママにもっと可愛がってほしい」と、楽しく遊びながらにして発せられました。
自分ではあまり気づいていなかった想いや、本音が自然と、楽しみながら言葉で出てくるので、心がスッキリするのか気分がいいようで、ここ2~3日の間は情緒が安定しているように感じました。
・・・・・・・・・・・記事引用終わり・・・・
あなたもぜひ、体験してくださいね。