【2013年 10月の記事】
保健室コーチングベーシックコース名古屋5期3日目。
3日目になると 場の雰囲気が一気に 深まり お互いの信頼関係も強くなっています。
3日目は さらに質問アプローチを深めていきます。
保健室コーチングの質問アプローチは 脳の仕組みに基づいたさまざまなアプローチシートを使います。
・10分で終えることができる(基本的に休み時間に対応)
・フレームワークになっているので クライアントの状況に応じで(またはそのアプローチの目的)に応じて どれを使うかをシンプルに選択できます。また、クライアントの記録としてそのままそのシートを保存できます。(教育相談部会や 生徒指導部会での資料提供に便利)
などの 特徴があります。
以下 3日目の内容です。
◎目標設定のチャンクダウン
自分が理想とする「理想の養護教諭像」「こんな養護教諭になりたい」または
「理想のママ像」などを チャンクダウンするワークをしました。
クライアント役の受講生さんには まず
「信頼される養護教諭」「優しいママ」などの自分のイメージやテーマを上げてもらい
それをコーチの伴走によって チャンクダウンしていきました。
ぼんやりとしていたイメージが 具体的にしたうえで 行動化に向けての方法論を引き出していきます。
・・・・と、ここまでは 普通のコーチングてきトレーニング
目標設定は 問題回避の表現ではなく 肯定的表現でというのは当たり前のことですが、
ここでは もう一つ 大切なポイントをお伝えしました。
それは 自己受容と目標設定、目標実現の関係です。
多くの方の願いが 自己否定をベースにした裏返しの願いでした。
自分を受け入れたうえでの目標、希望、夢である場合との違いをお話ししました。
「自信がないから もっと自信を持ちたい」
「何もできない自分が嫌だから 周りから認められるようになりたい」
その裏側に 「自信がない自分はダメ」
「何もできない自分は見せてはならない」など
自分に対する否定、受け容れられない自分があります。
もちろん、こうした想いが 「バネ」になる、という考え方もありますが、
脳科学、波動理論的には 苦しさをさらに増幅させる可能性が大きいのです。
欲望は大切なモチベーションですが
自分を受け入れない状態での「足らない部分を埋める」ためのものは
結局 不足した自分をみることになります。
もっと学ばなきゃ、もっとすごい知識をたくさん身につけなきゃ
周りからスゴイと言われることをしなきゃ もっと受け入れてもらわなきゃ・・・
ああ 苦しいですよ これ この状態が行き過ぎた人を 魑魅魍魎というのです。
てな 話をさせていただきました。
自己受容に関することは 3講で取り上げますが、
ものすごく大切な視点なんですね。
すべての発信源は 自分の想いにあるわけですから
保健室コーチングのコースでは そのあたりのことも 深く掘り下げていきます。
◎現場ですぐに使えるフレームワーク
・スモールステップコーチング
・スモールアクションプランコーチング(段取りコーチング)
・KOKUBO クエスチョン(悶絶のワークです。問題の本質と価値観に迫ります)
◎アプローチグッズを使ったゲーム的ワーク(こころを開くきっかけワーク)
・人生の魔法カード
◎リフレーミングのための体感ワーク
・スタジアムビューイング(時間経過と心理的距離の両方の活用)
・4つのイス
いやー 濃かったですね~ だんだん深まってきました。
そんな深い気づきがたくさんあるのに
常に あちこちから 楽しい笑い声が 上がっているのが
保健室コーチングです。