姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

どんな素晴らしい心理療法も現場にそぐわなければ意味がないのです

2012年10月13日 | 保健室コーチング

にほんブログ村></strong>育問題へ ポチっと応援してね。 携帯からご覧の方は こちらから応援してね

 保健室コーチングベーシックコース 東京2期(千葉県)がはじまりました。

 千葉、北海道、山形・・と 遠方からの参加者もあり!!

 いつもながら 養護教諭さんは 本当に熱心な方が多いです。

 今回は 3会場でほぼ同時開催をしていますので

 第2講を東京2期でというかたもあり 次回はもっと人数が増えます。

 たのしみですね~

 保健室コーチングでは ただ スキルをあれこれお伝えするだけのものではなく

 手法がちゃんと機能するための状態管理を大切にします。

 そして どうして 分かっているのにできないのか?

 セミナーの場で学んだことが チャンと現場で生きて使えるために
 
 そのための自分の癖を知り それを修正する方法も学びます。

 そのうえで 保健室にやってくる いろいろなパターンの子どもたちが まずは 教室で授業を受けるという権利を行使する支援をします。

 「あの先生がいやだから 教室へ行けない」が「気にならなくなったから教室行ってみる」に変化させる

 「こうなったらどうしようと思うと 胃が痛くなるんです」という 不安で体調を崩す生徒の 心身の状態を短時間で整えて 教室へ戻す

 「こうしたいけど無理なんだ」ト落ち込む生徒を 「もう一度ちゃれんじしてみる!」に変化させる

 保健室コーチングは 講師である私自身が 実際に保健室に来る生徒たちに活用したNLPの手法をまとめたものをベースとしたプログラムであり コンテンツです。

 どんなに素晴らしい学問や臨床心理でも 保健室という現場を知らない人の話では 「それはそうだけど 現場はそうじゃないんだよね」ってことがあります。

 実際 私が 現職中も どんなに偉い人の話を聞いても 「でもね 現場はそうじゃないの! 普通のカウンセラーみたいに 時間と空間が一人の子どもたちのために確保されたところじゃないのよ。一度にたくさんの子どもたちが やってくるの。そして 私たちの現場には スパンがあるの! 中が港や高校は3年間 小学校は6年間 その間に転勤だってある・・・ そして 保健室は心理療法の場ではなく 教育の場なのよ~」って

 すごく違和感を感じていました。

 その思いがあったから 保健室という場にやってくるクライアント(子ども 保護者 教師)の特徴をちゃんと理解した 具体的な対応を伝えることができるっていうのが 絶対に必要だと思っています。

 保健室コーチングは もともとは 私が保健室で活用したNLPがベースになっています。

 カウンセリングがいいとか コーチングがいいとか そういうレベルのことではなく
クライアントの訴えによって コーチングもカウンセリングも両方活用すると考えてください。

 大切なのは 人間というものを 理解すること

 単に感情的な心理学に頼るのではなく 脳科学 脳機能学 認知科学という視点からの理解も含めます。そして 言葉と身体と心の関係を含めた総合的な見地に立ったアプローチをしていくということです。

 NLP心理学そのものが 教育に活用できるのではなく NLPを現場が求める物に照らし合わせて 使っていくってのが大切なのであって NLPがすべて必要なわけではありません。NLPのワークはそのまま教育の現場では使えません。
 本質的なものを崩さないで 現場に合わせた形にしていくことが必要なんです。

 私見ですが NLPのワークが効果的だからと言って そのまま使ってしまっては 危険な場合も多々あるんですね。そのことをちゃんと分かっているかどうか?検証がされているかどうかってすごく大切です。

 保健室コーチングは この5年の間に

 多くの ベーシックコース修了生 アドバンスコース修了生を 輩出してきました

 基本を学んだ受講生さんたちが ご自身の現場で実際にやってみてのシェアをいただく中で 私が現場にいる時よりたくさんの事例を実際に対応し 独自のワークを使いながら、また新しい発見をいたただく。この現場の事例の積み重ねが 保健室コーチングの進化の原動力です。

 今回の東京2期には 2年前 東京1期を受講された養護教諭さんが 再受講で来てくださっています。

 その方も「また 進化したんですね。来て良かった」と言ってくださいました。

 今日の第1講1日目は 

 NLPがどのように人に変化を起こすのか?_

 その原理を 保健室や教育という場でどう使うのか?

 保健室で活用する脳の科学の基本

 子どもたちの問題をどうとらえるのか?
 
 アプローチの視点をどのように持つのか_?

 養護教諭の状態の違いによって (あるいは相手への想いで) 相手の反応がどう変わるのか?

 等を中心に学んでいただきました!

 写真は 今日の様子です。

 一番おもしろかったのは 「頼めない」「断れない」養護教諭気質を あっという間に変化させる 脳とコトバの使い方。短時間で 自信を持って頼むことができる 罪悪感にさいなまれることなく断ることができる というワークですね

 「自分を飛ばして相手の想いに沿おうとするその瞬間の自分に気付きました」という受講生さんのシェアが印象的な 1日目でした!!

     

 
【お知らせ】
保健室コーチング基礎講座を受講しませんか?
 11月10日11日 愛媛県松山会場 募集中です!!!
 
  詳細は こちら




最新の画像もっと見る