【2014年の記事】
久々に乗った 特急しなの&あずさ こんなに雪がのこっていました。(塩尻駅)
穂高の山並みはいつみても素敵!!!
安曇野市の中学校で中学2年生対象の 性教育講演会の講師をさせていただきました。
タイトルは 「思春期の性と生~自分も相手も大切にしたコミュニケーション~」
ご縁をつないでいただいたのは 安曇野市の 保健室アドバンスコーチ F先生
安曇野市には 3人の保健室アドバンスコーチがいます。心強い地区です★
F先生が 地区の学校にも 「ぜひ聴きに来て」とうい案内を 校長先生を通じて連絡していただき
何名かの方が 聴きに来てくださいました。
さて、講演のご依頼をいただいた際、性のお話(男女交際や思春期の男女の性意識、コミュニケーション)ということで どうしようかなとおもいましたが
今は 保健体育でも保健指導でも 性のことは生徒さんたちも耳にすることも多くありますので
あえて、思春期の性や男女交際に今後影響を及ぼすであろう
「自己否定感とそこから生まれるコミュニケーションの特徴」
「本当の自己肯定感」について お話しすることにしました。
人との比較やさまざまなことで、自分のことを嫌ってしまいがちで
周りに受け入れてもらうことが人間関係において最も大切なこととなる
思春期という時期
この時期に 「和」ではなく「同調」による人間関係を作るパターンを作ってしまうと
今後の人生において 男女交際でも 友人関係でも 家族関係でも
本当にお互いを大切にする人間関係を構築することができなくなる可能性は高いからです。
思春期という時期は
長い歴史の中で自分自身までつながってきたいのちのバトン
そのバトンをちゃんと受け取って 自分の命を生きると同時に
産む性 産ませる性としての 体と心が発達する時期
つまり 次の命に対して 「命への責任」がさらに深まる時期です。
なのに メディアに振り回された無理なダイエットや
自分自身への精神的な傷つけを 行ってしまう時期です。
目の前のことも大事ですが あなたが自分自身の人生をどう生きたいのか
その自分の目指す幸せの定義を明確にしたら
今 すべきことが 今自分の体と心のために すべきことが 違ってくるのではないかと思うのです。
だからこそ、本当の自己肯定感について知ってほしいし
本当の意味で 自分も相手も 大切にするということを 自分自身で考え始める
きっかけにしてほしいと考えました。
今回の講演の概要は
◎思春期の特徴
◎自分が自分をどんなふうに嫌いになっていくか(自分嫌いを作る思考とコトバ)
◎自己否定をベースにした人間関係がうみだすのは、『孤独』『孤立』『同調』『犠牲』というかかわり方
人間関係は 対等でお互いの価値観の尊重であるのが本来の姿。誰かが必死に支えてつくろって方にするものではないということを伝えました。
和と同調はちがうのだよということを伝えました。
◎自分嫌い 自分好き の『自分』というものの捉え方自体の勘違いと一般化した自己イメージからの脱出
ただ、こうしたことを 「正論」として 生徒さんに伝えるのではなく
私が、実際の現場で生徒とのかかわりで体験した事例や
最近 話題のLINE問題とつなげたり
脳科学クイズ 心理学的な意味
などを通じて
できるだけ 生徒さんが 「自分のこと」として 日常とつないで理解できるように工夫しました。
とっても穏やかな学年で 最後まで 静かにお話を聴いてくれました。
終了後に、男子生徒が二人、どうしても個人的に話したいと控え室まて来てくれました。
いつも、保健室で 私の著書『十代の君たちにおくる保健室特別セラピー』を愛読し、
保健室に常設してある「楽しい質問カード」でお互いにコーチングしあっているのだそうです。
とっても勉強になりました。っていってくれました。
うれしいです。
先生方、生徒のみなさん、今日はすてきなご縁をありがとうございました。
終了後は、信州そばを食べました!
安曇野、素敵です~
また 今年も 講座をしますよ~