先日、MIXIに一通のメッセージが届きました。
私が、以前勤務していた小学校の卒業生からでした。
「先生、わたしのこと覚えている?会いたい」
そう書いてくれたのは、15年前に小学校を卒業したっきり 会っていないブラジル国籍の女の子でした。
姉が11歳。妹が9歳だったでしょうか。
全く日本語がわからない状態で、日本の小学校へ入りました。
たまたま、私がしたしくしていたブラジル人家族との関係もあり、保健室で、彼女たちに日本語を教えていました。
まだ、カタコトのポルトガル語が話せる程度だった私でしたが、これを機会に、ポルトガル語を通信教育で学びながら、彼女たちにゲームなどをしながら、日本語を教えました。
彼女たち自身、なかなか日本の生活のになじめず、いろいろな思いに胸を痛めたことだったろうと思います。
懐かしいです。
一度、ブラジルに帰った彼女でしたが、再び日本へやってきて、結婚し、また愛知へ戻ってきたといいました。
15年ぶりにあった彼女は、小学校時代の面影そのもの。
もうすぐ3カ月になるベイビーとお母さんとともに、待ち合わせのお店に来てくれました。
日本人と結婚し、本当に幸せそうでした。
当時の話。子どもの話。同級生の話。家族の話。ブラジルの話・・・・。
たくさんの話をしながら、あの頃の自分に戻っていく気がしました。
私が、一生懸命、日本語を教えていた効果よりも、あるきっかけから、ぐんぐん日本語が上達した時期がありました。
それは、子どもたちどうしのラポールができ、遊びを通して、彼女が実に自然な形で日本語を吸収したという事実。当時の同級生たちも、先生たちも、ほんとうにあったかかったなぁ。
学びって勉強することってのもあるけど、本当に、自然に、楽しい状況の中でいにつくものなんだなぁとその当時、つくづく感じたことを思い出しました。
NLPを学んだいまは、そのことがもっと深くわかるような気がします。
15年という歳月。いろいろな出来事。
やはり、人との出会いは素晴らしい。人生の宝。
「先生、また、連絡するよ。また、会おうね。」
小学生のころと変わらない 満面の笑顔が、愛らしい。
また、会おうね。
ありがとう。
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