【2007年の記事】
2年生の感想第2弾です。生徒たちの優しさと気づき・・・すばらしいと感じました。
タイトルにも書いた「戦うことだけが人を強くするとは限りません」ということばは、生徒の感想の中にあったことばです。
最近はこのことばの意味を考えさせられます。
戦って 戦って 心の中を憎しみと怒りでいっぱいにするよりも、愛と許しで満たされた気持ちで過ごしたい。。それこそが本当の強さだと思うのです。
生徒たちの中にも、大人の中にも 深い部分より 表面的に見える強さとか 戦いとか 表面的なよさとか そんなものばかりに目を奪われ、本来 人間がもっている愛とか優しさとか内面の強さとか・・・そこに目がいかないという現実をみることがあります。
大切なのは何?何?何?
私たちが伝えていくべきものは何?
そんなことを感じます。・・・前置きが長くなりました。生徒たちの感想をご覧ください。
(生徒の感想)
・初めのほうは、ユニセフやUNHCRのことなどあまり興味がありませんでした。聞いていくうちに「大変なんだな」と思うことがありました。国語の教科書に「マドゥーの土地で」が乗っていて、それを何度か読んだが、そんなに実感がわかず「こんなところもあるんだ」とおもいました。でも、今日のお話で少しずつだけど実感が沸くようになりました。今までは、募金などは「みんながやっているから」「やらないといけないから」と思ってやっていましたが、これからは、しっかりと心を込めて募金の意味を感じながらやろうと思います。テレビでは、テロ戦争は、遠くのことくらいにしか思っていなかったけど、その1つのことで生まれる難民のことを考えて見ることにします。今日感じたことを大切にしていきたいです。
・難民の人ってどんな状況のでも祖国に戻りたいんだな~。これが千田さんの話を聞いて最初に感じたことです。祖国にたとえ地雷が埋まっていてもたとえ、戦争となっても難民の人たちにとっては、祖国は誇りであり、懐かしい故郷であり、思い出であるんだと思いました。そんな故郷に帰れない難民の人たちのために、私たちが今彼らにしてあげることを、していきたいです。難民の人が早く故郷に帰れるといいです。
・千田さんは、いろいろな体験をして、すごいと思いました。戦場の中にある人を助けに行き、そこの人たちと仲良くなっているのがすごいなぁとおもいました。ぼくも、お母さんのヘルパーの仕事を手伝いに行きました。そこには、知的障害を持った人やいろいろな病気にかかっている人たちがいました。自分が思うには、病気プラスいろいろなけがなど、難民キャンプはそういうつらい場所なんだなぁと話を聴くだけでもよくわかりました。
・今日、千田さんの話を聞いて感じたことは、いろいろあります。まず、自分が学校に来ていることやご飯を普通に食べていること、普通にエアコンを使っていることなどがものすごく幸せだということです。次に、難民は、お金も仕事もなく、生活ができにほどの事を聞いて、これから自分はもっと難民や他の人のことを考えながら生活したいと思いました。
・初めは、長い話だなぁと思っていたけど、今、思うとちゃんと聞けばよかったと思っています。自分が聞いているだけの間では、難民の貧しさがよくわかりました。「戦うことだけが人を強くするとは限りません」・・・これは、ある歌手の歌の詩です。ぼくはいつもこの歌から勇気をもらっています。千田さんもがんばってください。多くの難民が、まだまだあなたを必要としています。
・自分は、今日の話を聴くまでは、日本に住んでいるから紛争とかで難民になることはないと思っていました。でも、今日の話を聞いて、「日本にも難民は一万人以上いる」と聞いて、日本だからといって、難民にならないことはないんだと思いました。また、自分は将来的に、青年派遣隊などのボランティア活動に入ってみたいと思っているので、今日の千田さんの話の中の仕事の大変さやうれしいことなどがとても参考になりました。自分も、1500円や3000円くらいの支援をし、役に立ちたいと思いました。
・千田さんは、小さい時にお前の髪の毛がまっすぐだったらもっとかわいかったのにねと言うことがきっかけでアフリカの苦しむ人たちと一緒に楽しく生きられるかということを考えたことがすごいと思いました。
・難民を知っていますか?ときかれたけど、ことばしか知らなかった。でもわかりやすい説明でだいたいわかりました。難民の人たちを見た時に、大人も子どもも幸せそうでした。千田さんが、髪の毛が天然パーマで差別されたという話を聞いて、髪の毛のことだけで差別されるのがかわいそうだった。地雷がたくさん埋まっているその国に人たちはいつ死ぬかわからないところに戻れて喜んでいた。地雷がいつ爆発するかわからないのにこわくないのかな。
・千田さんは、どの難民にも優しいし、世界中に友達がいてうらやましいと思いました。もし、日本でも戦争があったら、自分も難民になっていたのかなぁと思うとショックでした。なんで戦争が起こるのかわかりません。どんないいことがあるとしても、人を殺したりしていいことが生まれるわけがないと思います。戦争がなければ難民も生まれず世界のみんなが幸せになると思います。
・千田さんのお話で、日本の生活とアフリカの難民の生活がつながっているということが心に残りました。難民、ユニセフなどのことばは聴いたことがあったけど、意味をしらなかった。これからは、募金には積極的に参加し。世界の難民が少なくなってほしいと願っています。