【2011年の記事】
昨夜は 孫たちが借りてきた 仮面ライダー電王 DVD第10巻を 見ました。
これまで 「自分」をしっかりもちながらも、
イマジンたちの力を借りて 戦ってきた良太郎(佐藤健)でしたが
第9巻あたりから
状況に少しずつ変化がおきているのを感じ始めます。
イマジンたち自身もそれを察して、自分たちが良太郎の中に入らなくても
彼自身が彼自身として戦うために
背後からの支援に切り替えていきます。
「本来の自己」を、良太郎とすると
4人のイマジンたちは 「変性自我」にたとえられます。
さまざまな人格を持っていて、
時には良太郎を飛び越えて勝手に動き出すこともあります。
仮面ライダー電王に変身する主人公・野上良太郎(佐藤健)は、ライダー史上 最弱。
虚弱体質。運の悪さ。
それでも
イマジン達の支援によって少しずつ、本来の自分の姿で弱い自分であることも十分受け容れて
戦っていくようになります。
「本来の自己と向き合い、受け容れて生きていく」というとても深いテーマを
私はそこに見ています。
そして、電王のもうひとつの 深いテーマは
「時間と記憶」
電王ライナーオーナー(石丸謙二郎)は、度々、このテーマに関する名言を伝えています。
「時間とは記憶である」
「記憶は強く、もろい。そして、残酷であり、優しい」
人間の強い記憶をたどって 敵のイマジンは 過去へ飛びます。
人間の無意識レベルでは 時間も空間も自他の区別も存在しません。
「過去」をつくりだすのが 人間の「記憶」
意識が忘れた記憶も 「からだ」は 無意識レベルに感情や体の反応として 持っています。
意識では気づけないけど、「今、ここ」に影響を及ぼしているものを、
意識に引き出していくが、NLPや波動ワークです。
NLPは 脳の仕組みを使って引き出します。
アイシン波動ワークでは もっと深いレベル(身体、脳、想念の振動など)の視点から
気付き、日常で自分と向き合うためのヒントを得ます。
記憶って、客観的事実ではなく、
その事実に対しての解釈と思いこみで保存されていて
それを、今ここに引き出しては、その時の感情を呼び起こしいているんですよね。
私たちは、客観的事実の中にいながら、つねに解釈と意味づけをし
喜んだり、楽しんだり、怒ったり、泣いたりしています。
正しいか正しくないかで、
ものごとをみたらとっても苦しいです。(私もついやってしまうパターンの一つ)
仮面ライダーシリーズは、電王に限らず、人生のあらゆるテーマを取り上げた
素晴らしいシリーズなんですよね。
ただ、イケメンが出るというだけではないんです。