【2015年の記事】
脳科学コーチング3 テーマは 「リフレーミングと思考整理」
単なる「言い換え」のリフレーミングは、意識の浅いところで行われますが、
脳の科学を使ったリフレーミングは、感覚から変化するので
まったく深さや気づきがちがいます。
保健室コーチングや脳科学コーチングでは、
「自分が五感をどのように使って、思い出したり、想像したりしているか」が
実は 能力発揮、喜び度、落ち込み度などにも大きく影響しているという
脳科学的な根拠から楽しく学びます。
この理論が分かっていると、短時間で
「すごく大変で苦しいこと」が 「それほどのことでもない」と 自分の状態を変化させることができます。
あれこれ、話を聴かなくても (逆に全く出来事について話さなくてもできる)
支援する側が 簡単なワークのリードをするだけで 相談者は 自分で「気づく」のです。
支援する側も「助けなきゃ」「何とかしなきゃ」と思わなくても
相談者の「気づく力」を引き出せるのです。
大切なのは、その「やり方」を知るのではなく、そのワークを、自分で体験し
「本当のリフレーミングってこれなんだ」と、感覚で感じることです。
本当にたいせつなことは非言語のレベルで起きています。
5月24日 脳科学コーチング3 では
① 状態に影響を及ぼす「五感の使い方」
内的movieを変化させることで 苦しさも半減し楽になることを 脳科学的理論とワークで楽しみました
特に「忍法感情変化」では、苦し感情が変化し、体がぽかぽかハッピーになったり、
痛みも変化することを体験していただきました。
② 問題の本質と肯定的意図
マイナスの行動にも 必ず肯定的な意図があり、その意図を明確にすることで、
別の方法でその意図を達成できるという理論の元に、
ハートマッスル名物ワーク「KOKUBOクエスチョン」に挑戦していただきました。
そこから出てくるものは、もやもやするほぼすべてに共通する根っこであったりします。
また、保健室コーチング受講生が全国で成果を上げている
「ふみふみリフレーミング」も、実践編1に引き続き 再度体験していただきました。
このワークは、非常にシンプルで、誰でもできますが、
背景理論を深く理解すればするほど、支援する側の直感が働き、
相談者の気付きや問題の奥にある「問題の本質」が明らかになります。
ある受講生の方は このワークをすることで
「それがある限り、自分は苦しみから逃れることはできない」という 自分で作った制限に気付かれました。
「それがあっても、それに影響されない自分になることができる」という選択肢を無意識に封印されていたのですね。
③ リフレーミングを起こす
ハートマッスルトレーニングジム オリジナルの「4つのイス」
相談者の視点をおおきく変化させます。
小さな子どもでも、楽しくできると現場から成果を聴いているワークです。
このワークでは、様々な視点から自分がまきこまれている出来事や人間関係などを見ていくことで、
主観的な視点から外れ、あたらな気付きを得ることができるシンプルで楽しいワークです。
重苦しい相談内容には 重苦しい雰囲気の中で対応しなければならないと思っているとしたら
それこそが リフレーミングが必要かも。
また、苦手な人間関係にリフレーミングをもたらす「ポジションチェンジ」は、
桑原自身、養護教諭時代に生徒によく使っていました。
あの子は私のことをこう思っているに違いない、という
「事実」ではなく 妄想」で苦しんでしまいがちな中学生には
ぴったんこのワーク。
現場で実証済み☆
今回も、
「相手が 私のことをきっと嫌って怒っているんだと思っていましたが、
単に 自分の忙しさにイライラしているだけだと分かり、安心しました。」
「相手との関係性のヒントを得られました」
「こちらがめちゃめちゃ気を使っていた相手でしたが、まったく何も感じていないことが分かり、
少し愕然としましたが、自分の人への関わり方について、勉強になりました」
という感想をいただきました。
参加された皆さん 本当にありがとうございました。
少人数での面白さも 満喫していただきました~
私も楽しかったです~
次回のテーマは
実践編Ⅳ 「脳科学的傾聴と確認質問、交渉術」
実践編Ⅴ 「影響力を高める自己理解~ビジョンとリーダーシップ~」
基礎理論編受講修了者、保健室コーチング基礎講座(2日間) が終わった方は参加可能です★
http://heart-muscle.com/noukagaku-coaching-2015-04-06/