姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

●●があるのが恐怖、●●がないのが不安

2023年04月19日 | 保健室コーチング

(株)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。


今日のテーマは
「●●があるのが恐怖、●●がないのが不安」です。

 
テーマの「●●」に入るのは何でしょう?      

 

クイズのように言い換えるとしたら、

Q.「恐怖」にはあって「不安」にはないものってなーんだ?

 

って感じかな? 

さて、いったい何でしょう?

 

 

 

 

答え.対象


対象があるのが「恐怖」、対象がないのが「不安」です。

「怖い」には、○○が怖いという具体的な対象があります。

しかし、そこから生まれる「不安」というのは、具体的な対象がありません。

脳科学でも「恐怖」を感じる部位と「不安」を感じる部位は別々であると
言われています。

「恐怖」は、対象がはっきりしているのでそこに近づかないか、距離をおくこと
あるいは心理学的な手法などで克服することもできます。

恐怖を感じるというのは、人間として健全で当たり前のことです。

何時までも恐怖に取りつかれていたり、恐怖をもとに物事を決めることは

結果として後々問題が起きることが多々あります。


しかし、恐怖を乗り越えた時、次のステージへの道筋が拓かれます。

しかし、「不安」はどうでしょうか?

 

不安とは、安定しない状態。
不安には対象がないので、そこから逃げるというより、それを生み出す思考パターンを
修正するということになりますね。
 

不安とは、言い換えれば、

恐怖から派生した自分の思考や物事に対する認識が生み出すものであるからです。

「こうなるかもしれない」「こうなったらどうしよう」という、心の声に対する体の反応であり
マイナスの未来の想像。

恐怖も不安もあってもよい。

今、怖いんだ、不安なんだなという自分を認め、それを否定しないということ。

そんな自分にもOKを出したうえで、

望む未来を明確に言語化し
そこに到達するまでの具体的な行動を洗い出していく。

以前行っていた「質問カードセッションで」も
「ゴールが明確になったら、やるべきことが出てきてすっきりしました」
という感想がありました。

ゴールが見えなくなると、思考が停止し、体パターンで動いてしまいます。
やるべきことに集中することで、「今この瞬間」に存在することを心がけることが大切です。
 

 

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2020年5月11日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 



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