姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

制服を着ているから不自由とは限らない

2023年06月15日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。
『生きづらさ』を脳科学で『生きるチカラ』に変えるメソッドを提供しています。
 

今日のテーマは
「制服を着ているから不自由とは限らない」です。

 

先日のZIPで、『新しい学校のリーダー』という
異色の女性グループが紹介されていました。
このグループは、20代の女性4人が
地味な制服を着て歌っています。
https://asobisystem.com/talent/leaders/
 

特に派手な化粧や髪形をしているわけではないですが、
とてもインパクトがあります。

 

制服はもちろん衣装ですが、一般的スカート丈の
普通のセーラー服。腕には腕章(笑)

踊りもキレがありますが、
誰でも踊れるようにしているとか。


番組の中で、彼女たちのこんな思いが紹介されていて
そうそう!ほんまや~!と感銘したので紹介しますね。

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はみ出すと言っても、丸出しっていうのはNG

ルールを守ったなかで個性をだす。

それが真のかっこよさ

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だから、「ビーバップハイスクール」(古っ!)の順子(宮崎萬純)
のヤンキー仕様の制服ではなく、今日子(中山美穂)のような校則を守った制服や

「今日から俺は!」の女番長・早川京子(橋本環奈)のような
派手な化粧と髪形やヤンキー仕様の制服ではなく
赤坂理子(清野菜名)のような優等生の制服ですね。

 

超ミニでもガングロでも派手派手化粧の高校生でもない。
よいとか悪いとかという話ではないです。
ここに世間の思い込みがあるよねということです。

 

制服を着ているから子どもたちが不自由!

制服をやめて私服にしたから子どもたちが自由!

 

このグループはその思い込みを根こそぎ、取り去ってくれているように思います

 

極端な思考では
「制服=不自由!だから、子どもを不自由にしている制服をやめよう」
「制服を着させる日本の学校はダメだ」
という一般化された思想に向かってしまう人もいます。

 

もちろん、異常なほどの校則があれば
それは変えていく必要があるかもしれません。
ただし、大人が先回りするのではなく、子どもたち主体で。

 

まだ現職中のこと(もう20年くらい前)ですが
とある研究会に参加したとき、ジェンダーフリーを掲げる某女性団体の方が、
こんな発言をされました。

 

「私たちの学校の名簿はいまだに男女別々。
 これは、男女平等の考えではない。
 きっと養護教諭の先生が、その名簿を作るのがめんどくさいんだ」

 

まだ若かった桑原は、その場で逆上して
猛反発して、その団体を黙らせたということがありました。

 

同じ意識のからくりですね。
男女混合名簿にしているからジェンダーフリーに取り組んでいる
男女別名簿だからジェンダーフリーに取り組んでいない
そういうことではないですよね。

 

今では当たり前のようになった男女混合名簿ですが
最近は、自分の性に違和感を持つ子も多く
これからいろいろと変えていこうとするには、少し時間がかかるかもしれません。

 

何についても、表面的に見える自由より
ひとりひとりの内側で本当に自由であることが大切なんですよね。

 

ルールの中で、生きていても
自由に自分らしく生きていると実感できている人もいれば
ルールを無視して、新しいことをやって
好き勝手に自由にやっているようで
本当はすごく不自由な人がいるということです。

 

私たちが仕事をするときも
やらされているとかんじるのか
自分が決めてやっているのか
そこに「自分の意思」がオンされているかどうか
どの自由も表現のしかたはそれぞれですが
最後の最後には、全部自分に戻ってくるということですね。

 

それでは、今日も素敵な1日を!

 

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2023年5月31日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。



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