脳の空白と言葉のトリック

2022年08月31日 | 保健室コーチング

（一社）ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー　桑原朱美です。

今日のテーマは
「脳の空白と言葉のトリック」です。

先日、中国の自動車メーカーBYDジャパンの
劉学亮社長がこんな話していました。

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今の時代というのが

電気自動車を買うか買わないか
というより、
いつ電気自動車に乗るかの時代なんですよね

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これ、NLP的にいうと
うまく「前提」が刷り込まれています。

つまり「買いますか？買いませんか？」という
言い方では、選択肢には
「買わない」という選択肢も提示するのですが

「いつ買いますか」と質問することで
「買う」ことが前提になっているということです。

質問されると、人間の脳は
質問されたことについての空白が生まれ
その空白を埋めようと答えを探します。

「いつ買いますか」と質問されることで
「いつにしようかな」
「いつ頃なら買えるかな」と考えるということです。

つまり、買うことを前提とした
質問ということです。

日常で言えば
「なんで宿題やらないの？ちゃんとやりなさい」
というより

「何時から宿題やる？」という問いを投げる
（いつになったらやるの！という責める言い方は×）
ほうが、効果的ということです。

これは、ほんの一例ですが
言語の生成の仕組みが理解できると
言葉のかけ方が変わります。

質問は脳の動きを変えます。

どんな空白を作って、何を考えほしいのか
という目的を持った言葉を使うと
コミュニケーションが変わります。

「こんな子どもがいるのですが
どんな言葉をかければいいですか」という
質問を受けることがありますが

個別の事例に対する「正解」ばかり求めていては
いつまでたっても、応用できません。

「こういう時はこういえばいい」という
たくさんの質問を覚えるより

「構造」「原理原則」を知ることで
その場その場に応じで
効果的なかかわりができます。

保健室コーチングベーシックコースでは
言葉がどのように脳を動かしているのかという
原理原則と基本的な質問アプローチ法を学びます。

アドバンスコースでは
前述の自動車メーカーの言葉のように

意識ではなく無意識レベルに届く
言語表現の方法を学びます。

言語生成の構造をしり、
言語が意識と無意識にどのように働きかけているのかを
深く理解すると

子どもたちの脳に効果的な空白を作り
必要な思考を促し、

表面的な誉め言葉より
より深いレベルに「承認メッセージ」を届けることができます。

ほめるって一時的に相手を喜ばすことではなく
内面の深いレベルで変化を起こすこと。

9月から始まる保健室コーチングベーシックコース名古屋10期には
さっそくお申し込みをいただいています。

多くの方に、本質的なアプローチの方法とともに
ご自身の人生に変革を起こすための脳科学の活用
子どもたちのレジリエンス向上のための具体的な方法を
学んでいただきたいと思っています。
https://heart-muscle.com/post-22810/

それでは、今日も
素敵な１日を！

p.s. ６月26日、3回目のアイシン波動トークライブを
開催しました。
今回は、福井の主宰のお二人にも参加していただきました。
アーカイブはこちらから！
https://youtu.be/SbVopfgxn5U

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2022年7月27日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

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姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

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