3月の初めに学校保健委員会で講演させていただいた 愛知県豊山小学校の子どもたちから 講演の感想が届きました。
テーマは 「心を伝えるコミュニケーション」
いつものようにゲームや実験を取り入れながらの楽しい40分でした!
1 脳の科学を勉強してわかったこと
2 コミュニケーションを壊す6人の宇宙人
3 脳のびっくりシステム…ゲームを通して 私たちのコミュニケーションを混乱させる原因に脳の習性があることを体験をとおして理解しました。子どもたちは盛り上がる、盛り上がる!
4 コミュニケーションのびっくりシステム…ここでも 先生と児童の代表にゲームをしていただき、私たちのコミュニケーションは実は伝わってないのだということを説明しました。そして 実際に保健室にもちこまれたコミュニケーションミスの事例から、「伝えたこと」≠「伝わったこと」 「実際の出来事」≠「あなたの解釈」であると説明しました。以下の画像は 実際にPPTのうちの1枚です。
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5 コトバのチカラ・・・ここでも、先生方にお願いして検証実験などもとおして、コトバや文字にはエネルギーがあることを説明しました。脳の深いところには「私」という主語しかないということからも、「人に嫌なことを言わないのは 実は自分のため」ということを伝えました。
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6 まとめ
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なんと 講演後、養護教諭の先生が コミュニケーションを壊す 6人の宇宙人のお話を掲示物にして貼ってくださっているそうです。
【子どもたちから送られた感想】
・ 今日のお話を聞いて気をつけようと思ったことは、グチを言うのをやめるということです。私は、よくグチを言ってしまうので、気をつけようと思いました。これからは、悪口や6人の宇宙人のように、「~なのに」や「どうせ私は・・・」などを使わないようにしたいと思いました。(4年女子)
・ コミュニケーションの話を聞いて、ことばづかいに気をつけようと思いました。言ったら、相手がきずつくと思っていたけれど、自分もきずつくということが分かりました。自分もきずつきたくないし、相手もきずつけたくないので、気をつけようと思いました。(4年女子)
・ メールや手紙では分かりにくいけど、直接話すだけでもちがうということが分かった。無視は一番いけないと聞いたから、やめようと思った。(4年男子)
・ 「どうせ~」や「~のに」などの言葉を使う時があったので、気をつけたいと思いました。自分の中で「運が悪い」と決めつけていたので、悪く決めつけないようにしたいと思います。自分で悪口を言うと、脳が「私に言ったんだ」となってしまうので、いいことを言い、友だちをほめて、悪口を言わないようにして、もっと友だちとなかよくなれるようにしたいなと思いました。(4年女子)
・ 自分で言ったことは、脳では「私」をつけているということが分かりました。いじめとは、人をきずつけると思っていたけど、自分もきずつけているということを聞いたので、これからは、人のいい所をいっぱいみつけていきたいです。脳のことでは、クイズができて楽しかったです。楽しく覚えることができたので、今日のことをわすれないようにして、これからの生活で気をつけていきたいです。(5年女子)
・ 人をきずつける事は、自分をきずつけている事だと、初めて知りました。桑原先生が、100%光の人も100%やみの人もいないと言っていたので、自分にちょっと自信が持てました。それで、わたしは、だれにでも「無視」をしてはいけないと心に強く思いました。(5年女子)
・ ほめると、前・後屈が伸びると言われて、友だちと教室でやってみたら本当に伸びてびっくりしました。無視や悪口は絶対にしてはいけないことが改めてよく分かりました。(5年男子)
・ コミュニケーションというのは、話すことだと思っていました。けれどお話を聞いて、脳にも心にも関係があることが分かりました。だから、体全体で話そうと思います。(5年女子)
・ 脳は、自分が思っていなくても、自分がやっていること以外は、消していっていることが分かりました。だから、自分が何かやっている時は、声をかけられても気づきにくいのかなと思いました。また、文章だけでは、自分の思っている通りに相手に伝わりづらいと思いました。私も友だちとメールをしていて、相手がおこっているのかなと思うときがあるので、気をつけようと思いました。私も無視をされるとつらくなるので、無視は絶対にしないと決めました。(5年女子)
・ 話だけでなく、クイズもあったのでとても楽しかったです。これから、人がきずつくことを言わずに、なかよく、ケンカをせず、楽しく毎日を送りたいです。イヤなことを言われたら体がかたくなって、ほめたり、お礼とか、良いことを言ったりしたら、柔らかくなると言われたので、やってみたら、本当でした。5㎝くらい柔らかくなりました。みんな、びっくりしながらやりました。(5年女子)
・ 脳には、良い悪いはないことが分かりました。言葉で自分が変わることも分かったので、これからは、言葉に気をつけて生活していきたいと思いました。バスケの映像はすごかったです。(6年男子)
・ 相手に悪口を言うのは、自分に言っていることになるから、自分のために悪口などを言ってはいけないと話がありました。ぼくも、これから自分のためにも、相手のためにも悪口を言わないようにしたいと思いました。思いこみで、脳はいろいろな事を思いこんでしまうから、いじわるな人と思いこまないで、いいところもさがすようにしていきたいと思いました。(6年男子)
・ 人は考え方しだいで、現実を変えられるということが、分かりました。ぼくも、「~のに」とか、「~なんか」などの考えをもってしまうことがあるので、気をつけていきたいと思います。(6年男子)
・ 人の脳は、一つの事に集中すると、ほかのことは全く分からないという事が分かりました。(6年男子)
・ 「どうせ~」とか「~なんか」ということを言うとトラブルになったりするから、やめようと思います。自分で相手を「うざいから」と決めつけないで、相手のいいところを探すことが大切だと分かりました。(6年男子)
・ 決して完ぺきにやさしい人はいない、完ぺきに悪い人はいないと聞いて、そう思ってみれば、人それぞれ悪いところもやさしいところもあるなあと思いました。(6年女子)
・ スクリーンを見ながらだったので、おもしろかったです。人の脳は、一つのことに集中すると他のものが見えなくなったり、聞こえなかったりすること、幸せや、そうでないかは、使う言葉に関係があること、文字だけでは自分の思うことが、うまく伝わらなかったりすることなど、いろいろなことが分かりました。メールや手紙などの文字だけでなく、体全体を使って話すことが大切だなと思いました。(6年女子)