姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

【講座の感想】子どもの使う言葉の意味とコーチングマップ

2023年01月12日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。


今日のテーマは
「【講座の感想】子どもの使う言葉の意味とコーチングマップ」です。

 

保健室コーチングアドバンスコース第5講の感想(その9)をご紹介します。

アドバンスコース5講では、コーチングは一つ一つの行動の積み重ねに伴走する
という原則をこれまでとは違った形でお伝えしてみました。

K先生が、気づきをわかりやすくまとめてくださいました。
感想をご紹介し、それについての解説をしていきたいと思います。

 

第5講では
①溝に橋をかける関わりをする。
②先生方に助けを求める。
③子どもの使う言葉には意味がある。

ということが、とても心に残りました。


①溝に橋をかける関わりを意識する。
 現状把握ばかりに重きを置いていたことに気づきました。ゴール設定、行動計画、行動をしていくために、生徒はどの段階にいるのか。自分は何ができるのか。そういう視点で関わりを持つと、「何かしなくちゃ!」という焦りがなくなりました。


②先生方に助けを求める。
 先生方にも協力をお願いするということを今まで考えていませんでした。
 無意識にできていた時もあったかもしれませんが、「この子は今、この段階にいる。だからこんな見通しを持ってこう接したいのでご協力お願いします。」と理論的に伝えたいと強く感じました。
 あいつはああだからダメ。親がダメ。と、ダメ出ししてる先生多い。この先生、こう思っているから伝えてもダメだよなあと、諦めている自分もいることに今、書きながら気づきました。まずは、日常的な会話の時に小出しにしていきます。


③子どもの使う言葉には意味がある。
 アーカイブを何度も観たのですが、この部分でなぜか眠気が出てきて、やっと最後まで目が覚めた状態で観れました。
 表現された「言葉」は、もともとあった膨大な情報が、体験経験からどんどん削ぎ落とされているのだと納得しました。体験経験からその言葉を使っているのかと思うと、子どもの言葉が尊く感じました。
「相手の心に触れさせてもらう」とありますが、確認質問の時に、相手に対して自分がどう思って質問するかがとても大切だと感じました。今まで自分は、「違うことに気づいてほしい」「わからせてやる」と思って質問することが多かったと反省しました。
 

 


K先生、ありがとうございました。

保健室でのかかわりの中で、他の教師と情報を共有したり、
お互いの役割を分担したり、時には、助けてもらうことも必要です。
そのためには、今、自分はどんなかかわりをしていて、本人はどうなっていたいのかを「視覚化」して、共有できる形にしておく必要があります。

長々とつづった記録を見せても、相手はうんざりしてしまいます。
コーチングマップを書いておくというのは、とても大切なことですね。

■どんな現状なのか
■ゴールは何か
■スモールステップで進んて行く中でどんな1歩を決めて
■どう行動して、その結果どうだったのか
■できなかったとしたら、そこにある壁は何なのか


これらを、端的に図式化したものがあるとよいのです。

詳細な記録ももちろん大切ですが、自分一人で頑張ろうとすると
自分の解釈や価値観や癖に気づかないこともあります。

そして、第5講では、なぜ、脳科学傾聴なのかということを、
言語生成理論からもお伝えしました。

無意識の中には言語にならないままの膨大なデータが残っています。

私たちは体験のすべてを言語にすることは不可能なので、
必ず、省略、一般化、歪曲という編集をしたうえで、言語にしています。

ベーシックコースでもお伝えしている理論なのですが、
アドバンスコースで、人間の仕組みの理解が深まると、
それが実感として理解できてきます。

脳科学傾聴は、ストーリーを聴くのではなく、
不正確な情報である「言葉」の正確性を取り戻すために、話を聴きます。

そのために、言語生成理路を理解しておくことはとても大切なことです。

 

それでは、今日も素敵な1日を!

 

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
 2022年11月30日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

 

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