（一社）ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。
今日のテーマは
「【講座の感想】相手の正確な情報を取り戻すために確認する」です。
保健室コーチングアドバンスコース第６講の感想です（延々続いていますが…）
相談者の話を聴く際に、ふとした言葉の中に「ビリーフ」が含まれているものがあります。
保健室コーチングの脳科学傾聴では、ビリーフ崩しは目的ではありませんが、正確な情報を取り戻すための確認質問をしているうちに
相談者が自分のビリーフに気づくことが多々あります。
言葉とは不完全なもの。もともとの素材（五感情報）が、脳の中で編集されたものが言葉です。
その編集されたものをうのみにして、相談者のストーリーにはまり込んでしまうと、
客観的な視点から外れてしまい、場合によっては的外れな対応になってしまいます。
脳内の編集とは「省略」「一般化」「歪曲」です。特に「一般化」と「歪曲」は、
そビリーフ表現そのものであったり、その奥にさらに深いビリーフが存在します。
そう思うと、常に、傾聴する側は、しっかりと自分をニュートラルに保つ状態管理が必要となります。
感想の中にも「ビリーフ」について触れられています。
皆さんの気づきが本当に深いです。
言われた児童は「えっ？」という顔をしていたので、「そうする人もいていいし、そうじゃない人もいていいよね」で理解してくれましたが。
その後、以前は私もよく「ふつうはさ～」と言って自分の「ふつう」を、さも当然のことのように押し付けていたなと思い返しました。
自分の中の「ビリーフ」は、無意識だから本当に強いですね。こうした言葉のやり取りで、勝手に一人で落ちこんだり怒ったり、トラブルが生まれてしまったりしていることを改めて理解できました。
我が家の夫と長女は省略することが得意なようで、話をしていて「？？？」となることが多く、「誰が、いつ、どこで、何を？」、「今、何の話をしているの？」と聞き返すことが多いです。「自分だけわかって話をされても、わかりません」と何度言ったことでしょう。
こちらに余裕があるときは、ゆっくりやさしく問いかけることができますが、そうじゃないときも…。
「今は事実の確認をしている」と意識しながら、（やさしく）ていねいな確認質問を心がけていきたいと思います。
第６講でも「確認質問」のことを深く学ばせていただきました。今回の学びで再確認したことは３点あります。
１．私たちの言葉は不正確だから，相手の正確な情報を取り戻すために確認すること
桑原先生から，１００％完璧なコミュニケーションをとることはできないけど，確認しながら相手の認識と自分の認識がほぼ一致しているかを聴くように，と伺い，その通りだと思いました。私が勝手に思い込んでいたり，勝手な解釈をして聴いてしまうと，ずれていってしまうことを意識しながら，修正していこうと思います。
２．確認質問は解決しようとか悩みを解消してあげるためではなく，相手をちゃんと理解するために聴く
保健室で生徒の話を聴いていると，解決してあげたい・わからせたい・思い込みをはずしたいなど，自分の感情が湧いてきてしまいます。解決の方向へ話を持って行こうとしてしまって力が入り，コミュニケーションがずれた私の思いのまま，話が終わってしまっていたのではないかと反省しました。傾聴をしているつもりだったかもしれないと思えたので，相手の話をしっかり聴くということを，意識していきます。しっかり聴ければ，まだまだ解決には及ばなくとも，生徒の思考整理ができ，生徒自身が自分で解決の糸口を見つけると信じて接していこうと決めました。
３．歪曲＝ビリーフ
「あの子は○○だから，嘘をつく」とか，「○○な子だから，△△する」など，歪曲された表現は，ビリーフとなっていることが多いので，その辺は注意深く聴いていき，確認質問をする際も，相手との関係を崩さないようにしながら，物わかりの悪い人で確認質問をしていこうと考えました。ドラマ相棒の杉下右京さんが，「１つ質問してもよろしいですか？」と定番のセリフを言うと，大抵の人が質問に応じています。ドラマではありますが，イメージは杉下さんで，毎回ジェスチャーを交え，私も決めゼリフを言えるよう日常の何気ない会話のように，確認質問を身構えずに使っていこうと思いました。
最後に，今回も沢山の学びをありがとうございました。VAKや利き脳を言い訳にしないことと桑原先生に言われたことが，強く心に響きました。自分のパターンを超えられるように，やっていきます。ついつい，Kタイプだから話がうまく出来ないと，質問が流暢に出ない言い訳をしていました。その前に相手の話を聴きたいという気持ちだ，と自分に言い聞かせ，言葉が拙くても，あなたのことを教えてという気持ちで聴いていこうと思います。
