姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

人生も筋トレか? 姫先生のおもしろビリーフ

2007年08月14日 | Weblog

 【2007年の記事】


 先日とある講座で見えてきたビリーフ。

 第2弾です。

 私のビリーフの中で、自分でもわらっちゃうものがあったので、ちょっと記事にしてみます。

 わらっちゃうのですが、結構、これって自分の人生に大きな影響をあたえてきたなぁと感じているものです。


 私は、結構、「自分いじめ」をする傾向があるなぁというのは、うすうす気づいてはいたのですが、

 どうやら、「人生は筋トレだ」と思っているらしい。

 「筋トレ」も「金取れ」なら、今頃、大金持ちにでもなっているのでしょうが・・・。

 父母も苦労してきた人間で、

 小さい頃から「苦労をしない人間は成功してはいけない」というビリーフを刷り込まれてきたようです。

 たしか小学校の頃に、先生から「えらい人ってどんな人だと思う?」と聞かれて、

 同級生は「勉強ができる」とか「大きなことをした人」とか「人のために尽くした人」なんて応えていたのに、

 なぜかわたしは自信満々で「苦労した人!!!」と答え、

 質問をした先生がちょっとビックリして表情をしていたのを今でも鮮明に覚えています。


「えらい人は苦労した人なのか」とちょっとからかいの意味を込めて言われ、

 そのことばに「なにが違うねん」と子ども心に反発心を感じたことを憶えています。 

 信念は、深ければ深いほど、

 その人の価値観や行動パターン、思考、そして人生に大きな影響をあたえます。まさに、無意識の領域で。


 そして、その信念を持っている限り、その信念が真実であるような証拠となる出来事を引き寄せます。

「引き寄せる」ことと「その信念のフィルター」により、ますますそれは、強化されていきます。



 日本では「信念」というと、なんだかよいもの、確固たる自分みたいなとらえ方をしますが、

 ここでいう信念は、英語の「ビリーフ=思い込み」に近いもので、

 自分の思考や行動、人生に影響をあたえる思い込みをさします。


 たとえば、

 「男はみんなずるい」とか


 「お金持ちはケチだ」とか


 「私は、気弱な人間だ」とか



 そういうものを言います。NLP的に説明すると

  「世界はこういうものと信じていること、思い込んでいること」 ってことでしょうか。


 有効に作用するものあれば、マイナスに作用するものもあります。


 それでも、ビリーフ自体は、ある時期、自分の安心安全を守ってきたものであり、

 それ自体には感謝をしなくてはなりません。

 ただ、ある時期に自分を守ってきたものでも、

 今の自分には、不都合なものになってしまっているというものになっている場合があります。

 話を元に戻しますと、

 どうやら、私の中にあった「苦労しなければならない」というビリーフらしきものは、

 その後、スポーツ根性モノアニメの影響や自分自身がかなりの努力をして、

 中学時代のバレーボールをしてきたことも影響して、

 とにかく「人生は筋トレ」という自分を鞭打ち、苦しみ、

 何かをつかむことが人生のあり方という「人生シナリオ」を書いてしまっていたようです。



 つまり、私にとっては、

 人生を歩くことは、「アタックNO1」であり「巨人の星」であり「サインはV」だったのです。 ←ああぁぁ 年がばれるわ。



 だから、ダイエットにチャレンジしてもいわゆる、効果的といわれる脈拍120をキープするような運動より、

 これでもかっという筋トレがすき。

 自分のからだをいじめちゃうのがすきな要するに「M」ってことか。
 
 さらに、このビリーフに、「私は、同じように頑張っても、フェアに評価されない」なんていうビリーフもある。これじゃ、がんばって、自分を苛め抜いても、何にもならんじゃないかい!!!


 そのほかにも、おもろいというか、でも笑えないビリーフがたくさん見つかりました。

 でも、気づくことって大きいです。


 ビリーフは変えることができます。

 もちろん、NLPのスキルを使ってセラピーという形もできます。

 自分の中で、すでに無色透明になってしまっていたビリーフが、意識で確認できるようになるだけで、

 癒されることだってあります。
 
 NLPで、ビリーフの概念を学び、保健室での生徒とのかかわりの中で、

 生徒の表面に現れることばに左右されるのではなく、

 その生徒の奥にあるビリーフを感じ取ろうとする対応ができるようになりました。



 NLPを学びながら、自分を知り、人への理解を深め、

 人の可能性も自分の可能性も信じることができるそんな人でありたいと思います。
 
 
 


 


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