【2013年の記事】
初めは シンプルから複雑になるために、たくさんのことを学んで
知識を増やして資格を増やしていきます。
そうすれば たくさんのことを「知っている」状態になれます。
あるいは たくさんのスキルを「知っている」「使うことができる」状態になれます。
新しい知識や手法 役立ちそうな知識や手法を 次々に学ぶと
複雑な状態になって なんだか すごい自分になった気がするかもしれません。
それでも たらない気がして まだ学ぶ人もいるかもしれません。
なにをしようと よいのですが 複雑のままでいては
実は 新しいものは生まれません。
でも 本当に大事なのは、 複雑になりすぎた状態を再度シンプルなものに
集束(このことばが適切かどうかわかりませんが)させることです。
いらないものを捨てるということではありません。
この時のシンプルは 初めのシンプルとは まったく性質も次元も違います。
これは 自分が導き出した法則でもあります。
ひょっとしたら せっかく導き出した法則も 過去にほかの誰かが気づいていることかもしれません。
それでも 自分が気づいて 内側から出てきたものだとすれば
単なる知識ではなく 自分自身のものなのです。
どのようにシンプルにしていくのか
自分の現場で 自分が学んできたことを 現実の中でやり続けて 活用し続けて
「すべてはここにつながっているのか」を 自分なりの体験から 発見して 収束させていくことです。
シンプルなことを いかにも難しく 複雑に伝えているものは たくさんあります。
何を学ぼうと その人の自由ですが
学んだことを 自分のものとして 自分の現実で使って 体験して 検証して 気づいて という ことでしか
そのシンプルな法則を 自分の内側からの気付きとして
導き出すことはできません
自分がほんとうに 現実で気づいて 集束させ 質的な変化を起こしたものは
誰かに伝えるときにも まったく相手への影響力も違います。
複雑になるのは簡単。
複雑がすごいことだと思っている人も多い。
でも、
いったん複雑になったものをシンプルに再度まとめあげていくのが
本当に本当にたいせつな過程であり、
それをするには
自分が本当に体験し、現実世界でそれをやり続け
自らの内側から 導き出すしかないのです。
人が作った完成品ばかりをかき集めてつなぎ合わせて形にしている限りは
本物はいつまでたってもできません。