姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

スキルが機能しなくなった時に初めてもっと大切なことに行きつく

2011年04月28日 | 波動脳科学/主体的人生のリテラシー

【2011年の記事】


 保健室コーチングやママンコーチングは 

「コーチング」という名前がついていますが、もっともっと別の要素もたくさん含んでいます。



 コーチングの基本的なスキルやカウンセリング、NLPの言語理論、と脳と行動の関連なども 

 深くお伝えしています。


 人間のしくみをちゃんと知って使うコーチングスキルは、とても効果的で、

 「教わったスキルを実践してみたら、びっくりするくらいうまくいきました」と、

 多くの受講生さんが報告してくださいます。

 でも、ある時、ちょっと前までうまく言っていたスキルが

 以前ほど機能しないなって感じる時が来ます。



 もっとスキルをたくさん知って、できない部分を埋め合わせなきゃって 

 初めは考えてしまうんですね。

 また、すごく気になっていた子どもさんとの関係が 

 学びの成果でよくなってくると、ご自身の成長に合わせて、別の課題が見え始めてきたりします。



 そんな場合も

 「こうした場面でも使えるスキルをもっと学ぼう」となってしまいます。

 どうしても行き詰ってしまって

 「こんなに学んでいるのにどうしてだろう」って、落ち込んでしまう方もあります。

 こうした状況が起きるので、

 ママンコーチングの受講生さんには、無料の個人セッションを1回つけています。

 また、機会をとらえて、

 スキルではない、もっと「BE」の部分を掘り起こす内容を、コースの中で取り入れることがあります。

 だから、同じママンコーチングの8回でも、

 保健室コーチングの6日間でも、会場やその期のメンバーによって、微妙に内容が変わったりするんですね。


 その場、その時に一番必要なことをワークにしたり、レクチャーしたりして、ライブでかかわる。


 誰か一人が突き当たっている壁を取り上げても 

 同じ場にいる人は、必ずと言っていいほど同じような課題を持っていたり、

 そのことを学ぶことの意味を持っているからです。

 最終的には 

 スキルを使うときの自分の状態であったり、スキルを使うときの自分の無意識レベルの微妙な感情であったり、

 想いが影響していることが多いのです。(たぶん そこが現実化するというところがほぼ100%)

 だから、保健室コーチングでもママンコーチングでも 

 一時的に混乱した状態になった時こそが 大きな気づきのチャンス、ということになります。

 スキルがうまくできるうんぬんより、

 何を思って、そのスキルを投入しようとしているのかがポイントなんです。

 先日のママンコーチング名古屋3期では、

 先週お伝えした「無意識の想いが相手に伝わるのだ」ということをワークでお伝えしたところ、

 受講生の何人かが、さっそく自分の状態を整えて、旦那様におねだりチャレンジをして大成功だったという報告や、

 いつもは威圧的だと感じていたご主人と会話がはずむようになりましたという報告をいただきました。

 アサーションや言い方のトレーニングも大切ですが、

 そういうスキルではなく、まさに無意識にある「想い」「思考」が 現実を作っているのだと分かれば、

 すべて「自分が発信源」ということを実感できます。


 だから、テキストを教えることじゃないんです。


 コンテンツは大事ですが、それが目の前で起きていることとまったく別のことだったとしたら、

 それは、違うのです。



 「自分が発信源」つまり「自分が何を感じて 何をしようとしているのか」が大事 

 その気づきこそが大切ですね。



 状態を整えて臨み、一度うまくいったことを 

 何かの「やり方」にしてしまうと、とたんにそれは うまくいかなくなります。



 別の「想い」が、そこに入るからです。



 前にこういうやり方で、うまくいったから、今度も同じ方法で…と考えた時点で意識は過去に富んでいます。

 過去のやり方に執着しています。

 今、この時に自分とむきあって動く。


 
 「内面にあるものは 必ず外面に現れる」



 私たちが思考したもの、思ったことは  

 本人が意識している、していないに限らず、必ず何らかの状況となって目の前に表現されます。

 
 学びの場で大切なのは、トレーナーがテキストどおりのことを正確に教えることではないと思っています。

 いかに場の中で起きていることをとらえて気づきと学びに変換していくか?

 それがライブで学ぶということではないかなと思っています。

 
 「1000のスキル、10000の資格をもっていても

  自分の内面で起きていることから目を背けていては、その価値はゼロに等しい」


 ですね・・・!


 


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