養護教諭の現場力向上：達成のためのリマインダー設定

2022年05月25日 | 保健室コーチング

（一社）ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。

今日のテーマは
「養護教諭の現場力向上：達成のためのリマインダー設定」です。

昨日の記事では、
・河尻さんの指導がスモールステップになっている
・棒人間を描くということを、小さなステップにして、
　それを積み重ねることで、知らない間に誰でも書けるようになっていた

ということを書きました。

スモールステップという概念は、保健室コーチングでもお伝えしています。
また、弊社の認定講師たちによる「スケジュール管理とタイムマネジメント」の講座でも
「作業のみじん切り」をお伝えしていますが、同じ考え方です。

やるべきことを抵抗なく進めるためには、
大きな塊をできるだけ小さな作業に分解して、
スモールステップで進めていくこと。

これが作業のみじん切り！行動のスモールステップです。

そして、もう一つ。

リマインダーを持つこと。

リマインダーとは、備忘や念押しを意味する語。
近年ではIT用語として仕事の予定などを忘れないように通知する機能として定着しました。

コーチングを受ける、コーチを付けるというのは
双方向のコミュニケーションを通して
コーチとともにビジョンとゴールを明確にし
ゴールに向かうための行動計画を作っていくことでもあります。

ただ、先ほどお伝えしたように
行動計画を立てても、人間はなかなかやり遂げることができません。

その時に、コーチ的な役目をする人と継続的にかかわることで
コーチはリマインダーの役目をします。

スモールステップで決めた行動について
振り返りを手伝ってくれるのがコーチです。

「行動できましたか」
「やってみてどうでしたか」
「何か気づいたことはありましたか」
「次はどんな行動をしますか」

などの質問をして、ゴール達成まで
伴走します。

寄り添うとは、きれいごとではなく、こうした地道な伴走のこと。

先日の棒人間講座でも、ブレークアウトセッションの中で
「行動計画も自分で考えさせるところを大人がいろいろアドバイスしていた」
というシェアをされている方がありました。

素晴らしい気づきだなと思って
聴いておりました。

コーチングで大切なのは、コーチ（支援者）は
ゴール達成まで継続的に伴走車＆リマインダーとしての機能を果たすこと

以前、竹内由子先生が、コミュニ的会員向けの講座で
「ランニング講座（コース）」を開催されたことがあります。

そこでも、ペアを決めて、お互いに決めた行動を
確認しあい、リマインダーとなり、エンパワーメントするという
繰り返しをすることで、受講生のほとんどが
目標を達成することができました。

子どもたちの主体的な思考や主体的な行動に
コーチングコミュニケーションが効果的なのは
このような構造があるからです。

来年度は、理念と棒人間の講座を受講された皆さんを対象に
お互いのコーチングができるような講座を考えています。

それでは、
今日も素敵な1日を！

この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2022年3月29日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。

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姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

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