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(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。
生きづらさを生きるチカラに変換するメソッドを提供しています!
皆様、いつも応援いただきありがとうございます。
今日のテーマは
「自分を落とす接続詞に注意!」 です。
皆様、いつもご購読いただきありがとうございます。
■脳は、物事をシンプル(単純化して)理解しようとする。
私たちの脳というのは、物事をシンプルにとらえようとする性質があります。
保健室コーチングでも次のように説明しています。
男は●●だ
教師は〇〇であるべきだ
茶髪のサーファーは▲▲だ
私は□□だ
などですね。
これは、危険があったときにさっと反応できるように
例外を排除して、すべてがそうであるという表現(一般化)しています。
このように一般化したものはビリーフとして
思考や行動、感情に影響を与えます。
桑原は、最近、あまり講座をしなくなりましたが
コミュニティ内の講座やセルフアクセプトコースなどでは
もう一つ、「自分を落とす接続詞に注意」という話をします。
■接続詞がビリーフを当たり前のように感じさせる
例えば、こんな表現
「大事な試合でミスをした。だから、自分はダメなヤツ」
接続詞というのはとても不思議なもので
音声として聴いていると、違和感を感じません。
それどころか「そうだよね」なんて、共感してしまったり。
保健室コーチングで学ぶ脳科学傾聴では
こうした表現を聞き逃すことなく、丁寧に確認質問をします。
アプローチの詳細は、省きますが、何がしたいのかというと
要するにこの言葉の構造を確認したいのです。
つまり、「大事な試合でミスをした」ことと
「自分はダメなヤツ」は別の次元の話であるということを
明確にするということです。
■脳科学傾聴で「分けて聴く」
保健室コーチングの脳科学傾聴では、
相手の感情にニュートラルに共感しながらも
「分けて聴く」ということを大事にします。
「大事な試合でミスをした」=行動のミス
「自分はダメなヤツ」=自己認識の否定
この別次元のことを「だから」という接続してつないでしまうので
支援者は、無意識に見逃してしまうのです。
ここでは、ニューロロジカルレベルの概念が活用されているのがわかると思います。
「脳科学傾聴」は、保健室コーチングベーシックコースで基本を学び
アドバンスコースで、より具体的な活用方法を学びます。
これまで学校現場で行われていた感情にフォーカスしすぎた傾聴から
脳の仕組み・言葉のマジックを理解したうえで
相談者への傾聴を行います。
分けて聴く方法(分けるポイント)は、他にもいろいろあります。
分けて聴くことができると、短時間で、相談者の気づきを引き出せるようになります。
■様々なことが混同されてる相談者の話を整理する
私たち人間は、脳が持つ仕組みから、いろいろなことを
混同したり、ごちゃごちゃにして、頭の中で考えます。
そして、そのごちゃごちゃのまま、話をします。
その構造がわかると、確認しながら、傾聴を進めることができます。
そこで役立つのが、確認質問です。
ただ、確認質問は、問題の本質を突いてしまうことが多いので、時に相談者の抵抗を招きます。
また、気づかせてやろう、相手の思い込みを崩してやろうなんていう無意識の想いがあると
相手とのラポールは一気に崩壊します。
相談者はそれぞれ、いろいろなビリーフを持っています。
当然、私たちもそうです。
ビリーフがあることが問題なのではなく、そのビリーフに良い悪いのラベルを貼り
悪いと決めつけたものをひっくり返してよいと言われるものに書き換えようとしたり
強引に亡き者にしようとするアプローチです。
それをやっている限りは、私たちはシンプルに生きることができなくなります。
それでは、今日も素敵な1日を!
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2023年7月28日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
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