姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

保健室コーチングベーシックコース1講終了後の現場実践レポート(1)

2015年11月01日 | 保健室コーチング

 【2015年11月の記事 2017年9月加筆修正】

 

保健室コーチングベーシックコース関西2期第1講の感想が届きました。

今回から、各講終了後1週間、学んだことを現場で実践しての

気付きも含めての感想を宿題にしました。

早速届きましたので、ご紹介します。

今回は 徳島県からご参加いただいている高校の養護教諭の先生の感想&実践レポートです!

1講でお伝えした基本ワークをもとにアレンジされています! すごすぎ~

 

 


【感覚で感じていたことを理論的に学び、ワークて体感できました】


念願の保健室コーチングを受講できてとにかく大満足です!

やっぱり私の勘(感覚)は間違っていなかった!というのがまずひとつ。


そして想像以上に楽しく、目からウロコの連続、

感覚として感じていたことが、理論的背景を学び、

さらにそれをワークで体験して実感する、の繰り返しで、あっという間の2日間でした。


長距離移動もあって、身体的な疲れはあるはずなのに、

ワクワクしすぎて、早く学校に行きたい!生徒に会いたい!いろいろ試してみたい!

という気持ちでいっぱいで、疲れなんて全く感じませんでした。

 さて、とにかくやってみよう!と、今週1週間いろいろやってみました。


①常連の3年生女子が、自習でひまだったからと来室。

特に相談もなかったし機嫌も良かったので、ひまつぶしに人生の魔法カードをするように誘う。

お互いに3枚ずつ選んで、その理由を言い合う。状態管理をした上で関わったからか、

なんだかいつもより対等?

「本音が知りたいんやな」「先生これ好きそう」とお互いのことがさらにわかり合えた。


②2年生の書道部の部長が、後輩とのトラブルで部内がバラバラ、

そのせいでからだもしんどくなってもう限界だと来室。状態管理をして対応。

話を聞きながら、とにかく自分の気持ちを整理したいというので、人生の魔法カードと質問カード、

スタジアムビューイングをする。

また、2日後に控えている書道パフォーマンスのためにみんなの気持ちをひとつにしたいとのこと。

ペーシングを活用して、パフォーマンス前に全員で手をつなぎ、深呼吸を10回部長に合わせてする

→吐きながら「大丈夫」と部長が言うのと、

輪になって、前の人の背中に元気が出る文字を書いて、

その上から掌をあてて気を送るっていうのを、ワークして教える。

また、バラバラになった部内をまとめるためのワークを、

今後の部活の時間帯に、私がファシリテーターとして行ってする

(ヒューマンチェーンやヒューマンチェア、ヘリウムフープなど)約束をした。

結局、その日は涙は乾いたものの、家に帰りたい気持ちは変わらなかったので早退したが、

どうすればいいのか見通しが持てて表情は明るくなっていた。


③学校へ来るとき、家に帰るとき、

「世界一最高の養護教諭」「世界一最高のママ・妻」と切りかえをするとことで

子どもとの関係がよくなった。

子どもにイライラしていたのは、仕事のしんどさのただの八つ当たりだった。

状態管理はベースとして一番大事だと実感した。

 


④保健室の相方と仲のいい同僚とVAKタイプについて、自分のタイプ分けをしたあとに、

Aタイプの先生が職員名票で全職員をタイプについてチェックしてみました。

また、ラインでのやりとり(Vタイプの人はとにかく短い会話でどんどん送ってくる

)での違いなどについても話す。


また、Aタイプの人は、いろいろな話やワークをするときは、

理論的背景をきっちりと伝えた方が伝わりやすいことも話に出てきた。

反対にKタイプの人は、とにかくやらせてみてから理論の方がよさそうだった(私たちのなかでは)。

自分と違うタイプの人の話を聞くと、どうすれば伝わりやすいのかを直接そうだんできるので、

とても参考になった。


⑤管理職や学校医など、苦手とまではいかないが、尻込みしてしまう人と話をするときも、

状態管理をしておけば、いつもより的確に言葉がでてきて、相手にも伝わりやすかった。


 他にもいろいろあるけれど、とりあえずこの1週間での感想としては、

とにかく実際の現場で、生活で、使えるものがたくさんで、

さらにその理論的背景がしっかりとしているので、

なぜそれをするのか、どうして効果があるのかといったことも、

自分が理解するだけでなく(Kタイプなので実感さえできれば理論はあまり気にしない性質ですが)、

周りの人にもわかりやすく論理的に説明して理解してもらいやすいのがいいと思いました。


実践すればするほど面白いし、なんでこういう考えになるんだろう?と

プログラムを考えながら話を聴くのは推理小説を読んでいるみたいだし、

いろんなアプローチグッズやワークをするのは実験をしているみたいだし、

何より、「自分も相手も大丈夫」と可能性を信じていると、悲観することもないし、

無力感を感じることもないし、

ただその子とこの時間を共有することができる幸せを感じています。


第2講第3講とさらにどんな講座が待っているのか、今から楽しみで仕方ありません。

(F先生 徳島から参加)


   



 

 

 


最新の画像もっと見る