【2012年の記事】
保健室コーチングベーシックコース東京2期が終了しました。
ものすごい気づきのシェアにあふれた 最終日でした。
最終講の1日目は 結構シンプルに終わったので 最終日はどうかしら??って思ったんですが いやー おもしろかったわ
すごかったわ。
なんてすごいんだ この人たちって思っちゃいました。
千葉県 船橋市で開催した 東京2期は
地元千葉県はもちろん 北海道・山形・山梨と ほんとうに遠方からの参加者があり その気づきの深さな 回を追うごとに なんかすっげーものになっていました。
場の雰囲気自体は重くないのに なんか 気づきの深さと変化のスピードが半端ない・・・これが東京2期でしたわ。
Facebookにも つぶやき投稿しましたが
すごい気づきのシェアの一部や最終日に行ったワークのメモや受講生さんのつぶやきやシェアを紹介します。
◆なりきりモビルスーツは、内在する力に共鳴し、その力を顕在化させる。
NLPでは モデルにしたい相手の情報を借りて(モデリングして)自分がうまくできないことをやるというコンセプト。
しかし、保健室コーチングではモデリングをより進化させ「内在する力に共鳴させ顕在化させる」ものとして活用します。
つまりできないから借りるという考え方から 「本来はできる力があるのに、内的ブレーキによって発動されない力を引き出すとっかかりとして活用するというものです。
具体的状況において びっくりするくらいの変化が起きます。
機能しているかどうかを バーチャル保健室劇場で確認します。笑い転げながらもその変化に本人も子供役もびっくり★
◆ポチをやめて、主体になるだけで 授業での子供の反応が変わる
「授業をもっと堂々とやりたい」をテーマにしたAさん。授業がうまい人のモビルスーツを着用する前と着用した後に
それぞれ「模擬授業」をやっていただきました。
児童役は他の受講生。普段の自分は、子どもたちの反応に取らわえすぎて「ポチ」(相手に主導権を渡す犬のようになること)になってしまっていたことを体感されました。
モビルスーツを着用すると別人のように授業が進みました。ポチになってしまうと、子どもたちは無意識に『自分たちに主導権が来た』ことを無意識にキャッチし、
好き勝手なことをし始めました。どんな場面でも「自分主体で動くこと」の大切さを体験されたAさんでした。
児童役の受講生さんも「全く違う。授業に引き込まれた」とその変化にびっくり。どんな場面でだれが相手であってもすべて起きる現象は自分が発信源。
子どもたちが、ワイワイ騒ぎ始めて ちっとも授業が進みません。
しかし モビルスーツを着て自分に内在する力を引き出してやり始めるとまったく対応が変わりました。
しかも 指導案もないのに みんなが引き込まれる授業が展開されました!
◆『本当にやりたかったのは、目立たない自分でいることじゃなく リーダーとして活躍する私だった。やりたいように表現してみたら、超楽しかった!』
楚々としたSさんは 東北美人。
目立たないことで自分を守ってきた、自分を出さないことでまわりに受け入れてもらってきた彼女が
いくつかのワークを重ねることで見えてきたものがこれでした。
そのあとの疑似ワークでは、上司に対しても的確なツッコミを入れることができ周りを驚かせました。
ところが若い養護教諭さんからの悩みの相談のシチュエーションになると「助けてあげたい」モードになり、
急に精彩を欠きました。
これが自分のパターンであると気づいた賢明な彼女は自分を建て直し
「自分も相手も信頼する」モードに状態管理をしたらまったく出てくるコトバが変わりました。
スキルじゃない、自分のパターン、プログラムを認識して状態管理ができれば、状況は自分で変化できるの証明をしてくれました。
◆コクボクエスチョンとふみふみリフレーミング、どちらも出てくるのは、気づかなかった本音
コクボクエスチョンでも ふみふみリフレーミングでも
最終的になは同じ答えが出てきます。ブレーキとなっているものも ほしいと思っているものも 同じビリーフが作り出していることに気づかれました。
◆ふみふみウオンツは、会議での提案に使えば、要点を整理して分かりやすく自分の思いを伝えることができる。提案前の思考整理にも役立つ
「これをやりたい」という想いからスタートする「ふみふみウオンツ」
会議などの提案前の思考整理にも活用できます。その企画のメリットデメリットも客観的視点から整理できます。
デメリットに対しての対応策に対しての視点も持ったうえでの提案をするための準備として有効。
受講生さんの中に モビルスーツのワークとこのワークを重ねてチャレンジされた方もありました。効果は絶大で 職員会での提案に自信がついたようです。
◆ある受講生さんの気づき『ポジションチェンジのワークで見えてきたのは、嫌だと思っていた相手が見せていたのが自分が受け入れていない自分の姿でした』
ポジションチェンジのワークで、頼りないと思っている上司の視点に入ってみたYさん。
いったん相手の視点になってから 自分に戻ってきた彼女から出たことばは「
私が本当はこうしたいと思っているのにしちゃいけないって思っていることを上司がやっているのをみて
私は腹が立っていたんだと気づきました。上司に対していやだと思うことは私自身の姿でした」
ものすごい深い気づきでした。
◆『いろんなことがわかっていると思っていた主人は 実は下りの上のほうにいる頭だけわかっている大きな赤ちゃんだった。コースが終わって、彼は体を使って体験する仕事に配属された。私の成長を待っていたかのように』
Yさんが 自分に対していろいろなことに気づき 地に足がついてくるにしたがって、いろいろな変化が実生活の中に起きていたのですが、
最終講で ずっと頼ってきたご主人が 本当は まだ体験不足の知識優位の人だったと気づいた彼女は
「大きな赤ちゃんだった主人に ずっとおんぶにだっこで甘えてきたんですね。主人は大変だったと思います。
私が自立し始めたので、やっと主人も体験するという部署に配属になりました。今度は私が自分も相手も信頼して一緒に育っていきます」と話してくれました。
下りとか上りというのは、下の図のことです。
◆『受け容れてもらうことばかりを考えて生きてきたけど、自分を受け入れることも自分から受け入れていくこともをして来なかった。自分から受け容れていくと、本当に色々んなことが変わってきた』
受け入れてかかわるというシンプルなワークをしました。
人とうまくかかわりたいけど恐怖もある
相手は自分のことを受け入れているのかどうかで こちらの対応を変える。
それを繰り返してきたことで 結局は自分を消して相手に振り回される結果になるのだということを
疑似ワークで体験していただきました。
そこで、今度は 相手を自分から受け入れてかかわると決めてかかわってみていただきました。
すると全く相手の反応に影響されない自分を体験することができ、「こういうことだったんですね」と納得されていました。
◆『第2講で、姫先生に、できない自分でいることで回りにかまってもらえるって思ってるよね。と言われたのが今、よくわかる。できる自分になっても、周りは変わらないし、そんなの関係ないって分かりました。』
人間の不合理な行動、一見問題だと思っている行動の裏にも必ず肯定的な意図があります。
これを明確にすると本当に望んでいるものをこれまでとは違った方法で得るためにどうすればよいのかを 考え始める大きな1歩となります。
◆『今の自分の状況は親のせいだと思っていた。入門講座のスタジアム視点で見た悩んでいる自分の姿はあまりにも小さかった。コースをうけて、全てが自分が作り出していると分かった。』
入門講座を受講され、視点を変えて自分の課題を見るというワークをしたときに見えた自分はあまりにも小さかったそうです。
それがきっかけで「もう、このままじゃいけない」って思った彼女。その思いが この6日間の目を見張る変化につながりました。
変化することの怖さを乗り越えること 認めたくないほどの自分が自分の中に存在していることに向き合い 受け容れていかれました。
「すべてのことは自分が発信源」ということがわかれば、人は自分でどうしたいのかを真剣に考え決めることができますね。
◆『自分のことがわかり始めたら 人のことも良く分かるようになった このことが保健室での子どもへの対応に変化をもたらしました』
保健室コーチングベーシックコースの醍醐味は スキルの習得だけでなく
深いレベルの人間理解です。
人間のことを理解するには自分を理解することです。それは知識ではなく体験を通してです。
これができると同じスキルを使っても その効果性は全く違ってきます。
自分と向き合う勇気がない人は 次々に新しいスキルを求めて行きます。
自分と向き合う勇気を持った方が コースの中で 保健室だけでなく人生を生きていくための本当に大切なものをゲットしていくのですね。