姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

比較の始まりとともに 苦しみは作り出されるのかもしれない

2011年12月10日 | 波動脳科学/主体的人生のリテラシー

【2011年の記事】


 子どもが生まれたばかりの時、

 今日は こんなことができるようになった

 笑った!

 ママと言ってくれた!

 寝返りした、はいはいした、歩いた・・・・と、

 その子が成長していく様子を ただただ 純粋に喜んでいます。



 寝返りをする、はいはいする、ましてや 歩くっていうことは

 大人から見ると できたできた!と 喜ぶのですが、

 当の赤ちゃんって ものすごい恐怖があるのだそうです。



 でも その恐怖よりも 「あそこにあるものをとりたい」「ママの傍まではいはいして行ってみたい」「立ちあがってみたい」「自分の足で動いてみたい」という 好奇心が意欲となって

 それを達成していくのだそうです。



 そう思った時、どんな人でも 覚えていないけど 

 すごい恐怖を乗り越えて いろいろなことができるようになった 

 スゴイ奴なのです。

 その人の中で、何が変化したのか、何が進歩したのか?行動や結果ではなく 

 どんな内面の変化があったのか?

 いわゆる 絶対評価です。



 人が苦しむのは それが 相対評価となった時

 つまりは 比較が始まった時。

 他の人は もっとできているのに・・・・

 あの人より 私は優秀だ、劣っている

 私が子供のころはもっとがんばったのにこの子は・・・・

 そこに焦りが起きたり 不安が怒りに変わったり 悲しみに変わったりして

 他人を責めてしまったりします。



 そうすると 

「この子はほめることがない。何も出来ていない」というサイクルになります。
 


 「ほめなさいと言われてもどこをほめていいのか分からない」となってしまいます。

 (具体的にどう承認するかということについては 

 先日、NHK東海北陸の番組に出演した時にも

 「子どものほめ方」のテーマでお話ししました。。。。ちょっと割愛)



 さて、自分のことであれば

 誰かに比べて 自分が出来ないことばかりに 焦点が当たってしまうと

 自分のことが嫌いになったり そんな自分を受け入れられなかったり。。。

 『そんな自分のどこをほめていいのかわからない、いいところなんてない!」

 となってしまったり。。。。

 そうすると、いつも他の人の比べて 自分がどの位置にいるのかが気になって

 自分が優位であれば その地位を必死に守ろうとして そうでない相手を批判したり

 あるいは 自分より上だと思っている人に対し 絶対服従してみたり

 あるいは 必死に認めてもらおうとしたり

 それが人間なのかなと思います。

 ある人は

 足らない自分、理想の自分に満たない自分を 埋めるために 

 たくさんの知識や視覚や地位を得ようとします。それがいいとか 悪いとかではなく

 逆にそのことによって 知識や地位が ノイズになって 

 物事を客観的にみることができなくなったりということも起きます。

 私は、こんなに学んでこんなに正しく生きている
 
 あの人は ダメな人。

 この人はできてないとジャッジに走る。

 やっていましたね~ 昔の私。



 NLPに出会った時も 波動に出会った時も 

 それが自分の学び、自分の進化としてとらえるだけに収まらず 

 人のジャッジにも使っていたりしました。

 それは ベースに常に「比較」があったから。



 波動を学び始めて 

 何年か経ったとき 

 「知識が知識として頭の中だけで理解しているうちは、

 それはノイズになるだけだ」とと実感しました。

 あ知識があるがゆえにそれを使ってジャッジしていたのです。

 「知識が、本当に本当に腑に落ち切って、自分の現実とつながって動き出すと、知識は知恵に変わっていく」

 と実感しています。



 私自身、

 とっても自己否定感が強く、怒りをエネルギーにして生きてきた体験を 

 からだしっかり記憶として持っているので

 勝っているか負けているか?みたいなパターンが何度も顔を出してきます。



 アイシンの波動理論を学んで ワークショップで 自分のパターンを嫌というほど見せられて向き合ってきた今


 自分がどうなりたいのか?何をしたいのか?

 それに向かって、何を決めてどう動いているか・・・・・

 そして、その結果どうなったのか?そこから何が分かったのか?



 本当にシンプルに、」

 自分のやりたいことを、きれいごとではなく、理屈ばかりこねるのでもなく、

 ただ決めて動くという それだけのこと。



 持っている欲望は満たせ。

 それなくして、きれいごとでごまかして生きるな。

 体験し、成長するためだけに 

 人間という体を持ってこの世に生まれてきている。



 シンプルな法則を 

 自分の現実で起きていることを手掛かりに学んでいくことで 

 生きていくことの楽しさを学んでいる・・・そんな感じです。


 ○○はだめ 

 ○○はよい 

 ○○はあってはならないが○○はあってよいってのが 

 少しずつ減ってきました。


 今日の私は、何ができたのかな 
 
 自分の今日の行動は

 意志(脳下垂体)優勢だったのか 

 体(松果体)優勢だったのか。

 体のパターンをどれくらい「意志」で動かすことができたかな?

 意志で体を動かすことができるようになると 

 自然に自律神経が活性化します。

 毎日が進化。

 楽しいって思えるようになった自分をほめてあげようと思います。


 
 


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