姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

理解するとは 「ことば」と「体験」がつながること

2008年03月20日 | Weblog

 今日は、岐阜市のとある団体様が主催される「親子プログラム」の打ち合わせに参加させていただきました。


 ここで、保護者向けにお話しさせていただく内容を、実行委員の方々に実際に受講生になって聞いていただきました。



 男性ばかり10人くらいいらっしゃったのですが、ワークやゲームが入ったので、とても名古屋かな雰囲気の中、ミニ講座を行ってきました。

 私が現在、講座などで中心的にお話しさせていただくのは、「子どもの意欲を引き出すコミュニケーション」という内容です。



 私は、人とかかわる時「引出す」というスタンスを大切にしています。


 引き出すということは、「すでにその人の中にある」というとらえ方です。

 まだ、奥深く眠ってしまっていたり、自分自身の思い込みで「ない」と思ってしまっているものが、

 実は、すでにあるという前提で、自分や相手を見るという考え方。


 
  ○○がない・・というスタンスを取ると、外から何かを付け加えなければならない。でも、すでにあるのだから、それを引き出せばよい。

 自分以外の何者かになるのではなく、その人がその人そのものに成長していくことが大切なのだと思っています。



 私自身、「自分以外の何か」になろうとしていた時期がありました。


 その時は、とても苦しい。



 私が持って生まれたもの、そして自分で気づかない深い部分の大きなもの。


 それを引き出していけばよい、とわかったとき、とても気持ちが楽になりました。


 
 今日の事前ミニ講座で、「講座の中のワークや体験によって、すごく腑に落ちて理解できました。」と、言ってくださいました。


 男性の方ばかりだったので、どんな反応をなさるのかなと思っていたのですが、みなさんとても楽しそうに参加してくださいました。


 
 理解するというのは、意識の上で「ことば」として知ることではありません。



 言葉での理解と体験がつながることであり、そのことによって腑に落ちるという感覚を抱くことです。



 私の師匠は、こう表現しました。

 「意識で聞いて(知識で理解) 胸で共感して 腹に落す。・・・これが、わかるという体験です。体験や気づきを伴わない理解は、人の心を動かさないのです。」



 今日は、そんなミニ講座の後、子どもと保護者がいっしょに取り組み、信頼関係やい互いの立場を知ることで、

「思いやり」ということを体験するプログラムについての話し合いにも同席させていただきました。


 実行委員の方々が、ひとつひとつの活動について、目的を明確にされ、話し合っていかれる姿に、本当に感動しました。

 すばらしいなぁ。

 このような深い思いを持った方が、民間の力として、青少年育成や家庭の教育力を高めていこうとされている。。。。



 その素晴らしい取り組みにかかわられていただけるしあわせってかけがえのないものですね。

 素晴らしい出会いに感謝。ありがとうございます。


 
  


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3 コメント

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Unknown (ねこりんご)
2008-03-21 02:21:58
最近心が何だか落ち着かない?
って何て表現してよいのか・・
その答えが少し分かった気がします。

自分以外の人のようになろうとしていた
のかもしれないです・・・

気持ちが落ち着きました。
ありがとうございます。

又伺います!
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ご無沙汰しております (龍Midi)
2008-03-23 03:34:08
ご無沙汰、まことに恐縮です。
凹完了いたしました。
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おはようございます (雲の上)
2008-03-24 06:07:09
おはようございます
そちらは、雨でしょうか。
いい言葉を連想されましたね!

応援をしておきました。
何時も有難うございます。
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