姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

【講座の感想】相手をリスペクトして丁寧に確認質問をする

2023年01月25日 | 保健室コーチング

(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。


今日のテーマは
「【講座の感想】相手をリスペクトして丁寧に確認質問をする」です。

 

保健室コーチングアドバンスコース第6講の感想のご紹介です。
6講では、確認質問の脳科学的理論とトレーニングを行いました。

 

確認質問は、苦手意識を持つ方が多く、その原因が「よい質問をしなければ」「解決しなければ」「気づかせなければ」という想いです。

 

一般的なカウンセラーやコーチと違い、1人のクライアントのための時間と場所が確保されない、
予約のない中でしかも短時間でかかわる必要がある保健室では、ストーリーを聴くというかかわり方ではうまくいかないのです。

 

対応の土台である傾聴そのものをもっと脳科学的に変えていきましょうというのが、保健室コーチングの脳科学傾聴です。

 

ただ、一度学べばそれでわかるというものではなく、何度も何度も繰り返し実践しトレーニングを積む必要があります。

 

講座を進める桑原自身も、受講生さんたちが、どこで躓いてうまくできないのかを、何年もかけて仮説をたて、検証し、講座で伝えてきました。

 

理論もやり方も知識レベルで「わかったもつもり」になってしまう現象とそれを引き起こす何かしらのブレーキを外すべく、伝え方を変えたのが今回のアドバンスオンラインです。

 

この感想を書いてくださったH先生も、ほんとうに真摯に学ばれ、実践を積まれています。ぜひ、読んでいただきたいと思います。

私は、確認質問をすることに苦手意識を感じていましたが、「ただ相談者の内面を理解するだけ」と、教えていただき、とても楽になりました。
今までの私は、勝手に「いい質問をしなきゃ」、「早く問題を解決してあげなければ・・・」、「なんとかしてあげなければ・・・」、「ゆっくり聴いてあげる時間がない」等、一人で焦って、気負っていました。それは、周りからできる養護教諭と思われたい、完璧な養護教諭でなければ自分に価値はないと思い込んでいたからです。

 私は、大きな失敗もせず、そつなく仕事をこなしていましたが、10年くらい前に前任校で、インフルエンザが蔓延し、私も罹患し、平日に3日間休んでしまいました。その時の管理職に「今までの養護教諭でインフルエンザにかかって休んだ人、見たことないわ。」といわれ、自分の存在を全否定された気持ちになり、ショックを受けたことがありました。
それから、「養護教諭の私は感染症に罹患してはいけない」→シンプルに「養護教諭は休んではいけない」というX=Yができあがり、自分に制限をかけて行動をしてきました。私のアイデンティティーというよりは、養護教諭のアイデンティティーが大きく占めていたように思います。
確認質問の目的と構造を学び、私には自分自身で捨ててしまったたくさんの一次体験(お宝)があったことに気づくことができました。

 今月の自分のテーマは、
人に質問するときに「あなたのとらえと、私のとらえが合っているかを確認したいけどいいかな?」「もう少し具体的に教えてれる?」等、相手をリスペクトしながら、解決のためではなく、相手の内面を理解するために丁寧に確認質問をすることに重きをおいて取り組みます。
今までの私は、早く解決するために自分のペースで聴きたいことをどんどん聴いていました。

 そして【決めつけパターンの教師】がいたら、優しい猫なで声を出して、【必殺質問返し】をしてみます。どんな反応が返ってくるか楽しみです。そのためにはテキストを見返して普段から必殺技を練習しておきます。楽しみです。 
 最近、映画や雑誌のインタビュー記事、ニュース等を見ていても、切り口は違うけれど桑原先生と同じ事をいっているなと感じることが多くなってきました。それはラスが働いているからですよね。
保健室コーチングと出会い、まだまだ学びの途中ですが、本質や構造が少しずつ見えてきて、本来の自分と向き合えてきています。歩みは遅いですが、ゆっくり学んでいきます。今後ともよろしくお願いします。


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