(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー
桑原朱美です。
今日のテーマは
「シンプルでささる質問」です。
桑原が初めてNLPに出会ったのは2004年3月でした。
山崎啓支さんのNLP入門を受講しました。
NLPプラクティショナーコースの受講開始は2004年10月からだった
と記憶しています。
当時、保健室でのかかわり方以外でも
個人的にもいろいろな課題を抱えていた私は
ある日、その日の講座が終わってから
山崎さんにいろいろと愚痴を聴いてもらいながら
歩いていました。
桑原の「愚痴」をしばらく黙って聞いていた
山崎さんが、静かにこうおっしゃいました。
「何が、一番問題ですか?」
その一言で、ハッと我に返りました。
あの時の衝撃は、今でも忘れません。
当時、あれもいや、これも困る
私は、こうやっているのに
あーだ、こーだ・・・と頭の中でぐるぐる考えて
自分だけが、被害者のように思えて・・・
たった一つの質問で
「ほんとだ・・・。結局何が一番問題なんだろう」
と、これまでとは全く違う視点で
考え始めたことを覚えています。
質問の力って、すごいなと思いました。
そして、退職後、出会ったアイシン波動の小窪先生も
同じ質問をされるのです。
「で、何が問題なの?」
小窪先生の場合は、時に血しぶきが上がるかというくらい
キレっキレですが(笑)
シンプルな質問というのは、核心を突きます。
だからこそ、使い方には気を付ける必要があります。
コーチング=質問スキル
と考える人も多くいます。
こんな時、どんな質問をすればよいですか?
質問はどこで学べますか?
質問の上達の方法は?
これは、「質問」という枝葉の話だけをしているのです。
もちろん、それも大事ですが、しかし、すべてをノウハウという
意識で学んでいては、いつまでたっても知識のままです。
保健室コーチングは
相談者の解決の為に質問をするのではないのです。
相談者に、支援者がもつ「これが正解」に気づかせることでもありません。
その混乱が、どのように整理され、本当に必要なことに気づくのか
その人の言葉は、
体験をどのように「省略」「一般化」「歪曲」した結果として
うまれているのか
などなど、本当に学ぶべきことは、
相手の内面で何が起きているのかを洞察できること。
それは、「愛情不足」とか「自己肯定感が低い」
などという一般的な言葉でくくることとは、全く違います。
行きつくところは、脳の科学を通した人間理解です。
昨日、保健室コーチングベーシックコース名古屋10期の第3講1日目
に顔を出してきました。
今回は、養護教諭の先生の参加はゼロ。
参加者全員が、別職種の方々です。
講師の毛利恭枝先生が、さりげなく、講座の中で質問をされます。
その質問の質が素晴らしいなと思って聴いていました。
午前中に、あえて投げておいた質問が
不思議と、午後のワークでつながり
深い気づきを得ていらっしゃる受講生さんの姿がありました。
答えを急がなくても大丈夫。
その場で、答えられなくても、潜在意識はずっとその答えを
埋めるべく、動き続けています。
第2講で、数学授業の机間巡視で、生徒への言葉がけを変えたら
生徒が自ら考え始めたという感想をいただきました。
とても参考になります。
ぜひ、読んでみてください。
それでは、今日も
素敵な1日を!
この記事は、メルマガ「可能性をあきらめたくない女性のための時間と思考の使い方」
2022年11月20日号で紹介した内容に加筆修正した内容です。
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