(一社)ハートマッスルトレーニングジム代表
主体的人生を構築する人材育成トレーナー 桑原朱美です。
今日のテーマは
「妖怪ツクシてあげ騎士(ナイト)をやめました~読者様の感想~」です。
先日の「妖怪サッシ手と妖怪マイッカ」の記事
に、読者のT様より感想をいただきました。
承諾を得て、ご紹介します。
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いつもメール配信ありがとうございます。
特に今日のテーマもタイムリーで気持ちが救われました。
以前「母を手放す」の時に「手放す」とは「見捨てること」ではなく
「関係性を変える」ことを自分で決めることだ
というような内容の返信をいただきました。
今日の内容もまた意味深いものでした。
私の母がまさに「妖怪サッシ手」で、
私はずっと「妖怪ツクシてあげ騎士」だったのです。
今も時々そうなりそうな自分に気が付き、
自分をコントロールできるようにだんだんなってきました。
例えば、最近の母からのメッセージ。
「ずっと胃が痛いので明日病院に行きます」
「で?」
「今病院にいます。これから胃カメラになりました」
「で?」
「胃潰瘍ではありませんでした。心配かけてごめんね。」
「で?」
「胃は落ち着いています。薬飲みました。」
「で?」・・これが毎日送られてきます。
週末が近づくと帰って来てくれアピールです。
あとは「台所の下のところの水がもれていて、、、
電話すればいいでしょうか」
「○○さんと○○さんの
どちらに電話すればよいか考えています」
「修理して○○円でした」
以前は反応して電話していましたが、
既読スルーしても、
そのうち解決して終わるということがわかりました。
学校で生徒のトラブル等の対応で、
または難しい保護者のことで頭を悩ませているときに、
母からのメールは拷問でした。
妖怪は無視します。
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お母さんは、これまでも
こうしたコミュニケーションパターンで
生きてこられたのだと思います。
そうすることで
誰かから優しい言葉をかけてもらったり
誰かが手を差し伸べてくれるという
体験がそれを手放せなくしてしまったのかもしれません。
そして、Tさんは、長い間に、
娘としてそれに応えてあげるというのが
無意識のパターンとしてしみついてしまって
いたのかもしれません。
でも、Tさんは、「無意識」にやっていることに
気づき、ご自身で対応を変えていかれました。
無意識にやっていることが
意識でとらえらるようになると
そこから、初めてコントロール可能になります。
これは、保健室コーチングや波動脳科学でも
お伝えしている大切なこと。
何をコントロールするか?というと
相手ではなく、自分の対応だ!
と、気づかれたことがTさんのすごさだと思います。
多くの人は、相手をコントロールするために
どうするかと考えがち。
そうなると、苦しみはさらに倍増します。
「優しく対応してあげない自分は
娘としてよくないのではないか」
「冷たい人間なのではないか」
体は過去の情報をバンバン出して
元のやり方に戻そうとします。
そこを振り切って
自分がどうしたいのかを決めて
行動されたということだと思います。
その結果
「なんだぁ。自分でできるじゃん」
ということが分かったというのもすごいなぁと思います。
Tさんは、お母さんに対する怒りは
まだまだお持ちのようです。
桑原の母も、
Tさんのお母様と同じようなパターンがあり
一時期は、
「あんたのそのやり方、間違ってるよ
そのやり方ゆえに、私は苦しんできたんだ」
という怒りとも恨みとも思えるものを持っていました。
正論で相手を変えようと思っていました。
下手にNLPや脳科学を中途半端にかじっていて
それが相手をジャッジする基準になっていたからです。
今は、変わりました。
だって、母はその方法しか知らないのだから。
それなのに、自分が
「こんなふうにされた」「こんなことをされた」と
手を離せ!手を離せ!ともがいていたのに
よくよく見たら、握っていたのは自分だった
ということです。
これ、波動ワークショップで
体を使った疑似ワークでよく見られる現象です。
つないでいるのは自分。
自分で離せばよい。
思い出すと悲しくなる
思い出すと腹が立つ
というのは、自分を被害者の立場に置いているだけ。
自分からつないでいるだけ。
それに気づいたら
「母の中の妖怪、OK」が基本になりました。
すると、母の中の妖怪を見ても
「まだ、妖怪出してきたね」と
ジャッジなしで見ることができます。
そのうえで
「優しい娘」を出すか「ちょっと意地悪な娘」を出すかも
決めてかかわります。
電話を取る前は、
「必要な対応をします。電話を切った瞬間に
リセットされます」と宣言して。
最悪の姉妹仲だった妹とも
ものすごく仲良くなりました。
これも、自分が受け容れて
妹に対してジャッジしなくなったから。
なんて話をすると
桑原さん、スゴイできた人みたいですが
そんなことはありません。
あいつだけは絶対許せん!
と思っている人もまだまだいます。
あいつとは二度とかかわりたくない!
と思っている人もいます。
言ってることと本音が
明らかに違うやろっていうのを見ると
イラっとします。
まだまだ、乗り越えていく課題がたくさんあることに
ワクワクします。
きっとそのたびに、自分の器は広がっていくのでしょう。
聖人君子になるとか悟りを拓くとか
そういうことではなく
現実を生きるために生きているから。
人生って、それだけで価値あるよね!
それでは今日も
素敵な1日を!
p.s. お待たせしました!
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