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大原 久保家 御香水
写真は、久保家の中門
大原にある民家ですが、毎年旧暦6/16に近い土曜日(なので7月末)に御香水が頂けます。
アクセス
白川通を北上し、花園橋で右折し国道367号線を進みます。
八瀬トンネルを越え、土井の志ば漬けも通過します。
しばらく進むと左手にファミリーマートのある交差点に差し掛かります。
このすぐ先がY字路になっており、右側が登り坂の側道になっています。
この側道を約250m進むと右手にまた側道があるので、この坂を登ります。
坂を登ってすぐの右手に久保家の表門があります。
文徳天皇の第1皇子であった惟喬親王(これたか)は母が紀氏であったため、藤原氏を外戚とする清和天皇に皇位継承され大原に隠遁したと云われています。
それに付き従った親王の側近の後裔が久保氏なのだそうです。
諸病に効験あるという御香水には伝承があります。
田畑を荒す白狐に困った村人が狐を追ったところ、久保家に逃げ込み老女が竈に隠して助けました。
そのお礼に狐が井戸を掘るようにいうと毎年6/16の一日だけ湧き、それが病気や田畑の虫害駆除に効能があるというので評判になったそうです。
旧暦6/16に近い土曜日、朝から表門には大原薬師堂と書かれた幕が掛かっています。
表門を入って進むと道が折り返し中門があります。
中門を入ると正面に主屋、右手に御香水の井戸があります。
お水はコップがあるのでその場でも頂けますし、ペットボトルなどを持参すれば頂けます。
主屋にも入れます。
民家ですが主屋にはお寺の内陣のような仏間があります。
正面には薬師如来像、左手の側面には阿弥陀如来像、右手の側面には惟喬親王像がお祀りされています。
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