年始の最大の憂鬱な事といえば、10年以上顔も見た事がない「いとこの子ども連中」にお年玉を持って行かねばならない事だ。
確かに私は叔父(父の弟)には大変お世話になり、今から思えばとんでもない額のお年玉をもらっていた。しかしそれはニッポンの経済が右肩上がりで、かつ叔父も自営業。税務署も今から思えばユルユルで、何でもかんでも経費に出来た。なので、あの羽振りの良かった叔父は
「今はとても、当時と同じ事は出来ない」 とこぼしていたそうな。
で、その10年以上顔も見た事がない連中のために五千円札の新券が必要なため、毎年銀行の両替機に並ぶのだがこれがまたとんでもなくストレスだ。ここ数年でメガバンクも統廃合が進んだため店舗数が減り、最低でも30分は並ばねばならぬ。
私も30分ほど並んで何とか両替を済ませたのだが、正月とはいえ果たしてそこまで新券が必要なものなのだろうか?叔父の言葉を借りれば、それこそどこでもかしこでも両替出来た昔と違い、今はとても昔のようには出来ない。
今は小学生でもボチッたり課金ガチャに興じたりするのだから、いっそ同じ金額のAmazonギフト券やGoogle Play券ではダメなのだろうか?失礼なのだろうか?もしくはペイペイのQRコードではダメなのだろうか?
我々世代はもはや抵抗がなくなっているのだが、問題はそれこそ我々の親世代の意識改革だろう。
というか、それ以前にいとこの子ども連中に
「オマエら、一体誰や?ワシからカネがほしかったら、アタマを下げてワシんとこにもらいに来んかい!」
と言いたくなるのである(笑)…