惜しい！ホワイティの沖縄料理「あしびなー」。

大幅にリニューアルされたホワイティ梅田・旧「泉の広場」付近に、こんな店が出来ていた。

沖縄料理「あしびなー」である。

沖縄でもクラスターが出てしまい、デニー玉城知事も深刻な表情で危機を訴えていたため、大好きな沖縄旅行もしばらくは控えねばならないのだが、暑いと暑い地方の食べ物がほしくなる。

暑いからと言って、冷やしそうめんなどばかりでは力が出ない。

やはりゴーヤなど南国のモノを食べて、南国のパワーを授かりたい。

しかし沖縄料理のランチと言えば

・ちゃんぷるーとごはん、汁

・沖縄そばと、じゅーしー（炊き込みご飯）

の２系統に大別されるが、大変悩ましい。

しかしこの店は、それを見事に解決してみせた。

なんと、ゴーヤチャンプルーにミニソーキそばのセットという、どちらの系統も楽しめるセットを出しているではないか。

問答無用で、コレをオーダー。

女性店員さんが

「ごはんは、普通でよろしいですか？」

と聞いてきたので、普通をオーダー。

到着を待つ間、グランドメニュウをチェック。

おかずはもちろんデザートもブルーシールアイスまで揃っており、ハブ酒もホンモノのハブが沈められた瓶がディスプレイされている。

新しいが、本格的だとみてよさそうだ。

ゴーヤチャンプルーとミニソーキそばのセット870円、到着。

悪くない。

小鉢ももずくとひじきがあり、皿数も充分。
しかし、いくら麺があるとはいえこのごはんで普通盛りか？

私の後ろのテーブルでは、別の店員さんが

「ごはんは大中小ございますが、どうされますか？」。

オイッ！大があるのなら、言うといてくれよ！

いや、普通がもう少しマシなら大を頼む事はなかったのだが、初めての店なので盛りが分かるはずもない。

まず、ソーキそばからいただくのだが…

アレ？いつものコーレーグースがない！

私がテーブルの端を探していると、すかさず店員さんが

「何かお探しですか？」

と来たので、コーレーグースを希望するとすぐ出してくれた。

しかし、コーレーグースがテーブルにない沖縄料理店というのは、私には想像がつかない。

味はチャンプルー・そば共にごく普通でウマい。

特にゴーヤチャンプルーは、スパムもたっぷりだ。
しかし、この小鉢のもずくの塩辛さは、コレでよいのだろうか？

塩抜きしてないのか？

酒のアテでもなかなかお目にかかれないレベルの塩分であり、私も現地で何度か食べたがここまでではなかった。

セットのごはんの量の少なさと、店員さんの説明の不徹底。

卓上にコーレーグースがない事。

小鉢の、妙な辛さ。

ゴーヤチャンプルーとソーキそばをセットにした点はアッパレだが、新しい店であるがゆえなのか細部に詰めの甘さが見える、惜しい店だった…