ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

潰れる店には、ワケがある。

2020-01-28 20:00:00 | 人生、飲んでナンボ
Facebookを見ると、こんな記事が。


私の知り合いが北新地に構えた飲み屋が、わずか3年少々で閉める事になってしまった。

残念だが、私も数回行ってしばらく足が遠のいてしまっていた事が、答えかもしれない。
この店は、いくつかの会社を渡り歩いたヤリ手の女性が脱サラの末に始めたもので北新地の旧いながら一等地のテナントビルで食事と酒を出していた。
あらかじめ数品のおかずを作り置きしてあり、おまかせで出て来るあのスタイルである。
しばらく行っていなかったが、価格は確か5品3,000円だったと記憶する。

しかし、その料理は大変申し訳ないが缶詰を使った料理が大半だったのだ。
料理は3,000円でも、ドリンクは最低600円。ひとり5,000円は超える。
となると、客にしてみれば
「新地とはいえ、5,000円も出して缶詰かよ?」
となってしまうのである。
確かに缶詰は下ごしらえもしてあるし、必要な時に必要なだけ開ければよいので小規模な店には特にありがたい。
しかし我々客にしてみれば、例えば魚であれば5,000円出すなら缶詰ではなく、その日水揚げされた新鮮なものをいただきたいというのが人情ではなかろうか。

またこの店を切り盛りしていた女性は、文句なしの美人であり仲間内でも人気だ。
そんな女性が北新地に店を構えたというので、私はお客様をお連れしたいと考えた。
お連れする前に自腹で偵察をしよう、とある日電話をしたのだが、あまりいい顔をされなかった。
どうも、小さな店ゆえ私が単独で行く事で仮予約のグループを受けられなくなるリスクがあったようなのだ。
その彼女が醸し出す「ウェルカムでない雰囲気」は、正直かなり残念だった。
結局、私は偵察と後日のお客様の接待も無事その店で行ったのだが、お客様からその店を褒める言葉は聞かれなかった。

いくらヤリ手の美人でも、ウェルカムではない空気で5,000円取られて缶詰では、早晩潰れる運命にあったのである…

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