やはり、現在出ている緊急事態宣言は期間延長となり、対象府県を拡大する事となった。
今のデルタ株の爆発的感染をみればこうなる事はわかっていたが、それにしても余りに政府も自治体も無力すぎる。
我が京都府など、ついこの前まで西脇知事が
「緊急事態宣言の発令を依頼する状況にはない」
と宣言しておきながらこのザマだ。
重症患者病床を増やすなどの努力をしていたとは、全く思えない。
それはさておき、一番の問題は国民がもはや政府の言う事に耳を貸さなくなってしまっている事だ。
今は電車も混んでいるし、繁華街にもそれなりに人はいる。
「五輪をやったのだから、自分が出歩くぐらい何が悪い」
と思ってしまっている。
その五輪だが、バッハ会長の銀座ツアーも問題だがやはりテレビ朝日スタッフの10人の飲み会はさすがにまずかろう。
世間に対して、自粛を促す立場にある者がよりによって大人数の宴会とは…
スタッフもスタッフだが、そんな人数を受け入れて宴会させる店も店だ。
先日、私の知り合いが東京から
「こちらは、普通に昼飲み出来ます。タバコも吸えますよ」
とメールを送ってきたのにも、目を疑った。
全国で最もひどい状況の東京でも、そんなものなのか?
私が働く大阪は、ヤミの店は知らないが私が知る限り酒は完璧にシャットアウトされている。
私は数ヶ月前のブログで
「1ヶ月だけ、店舗で酒の提供をやめてはどうか?」
と提言したのだが、今はそうなっているにもかかわらず感染拡大に歯止めがかからない。
もはや、酒云々の問題ではなくなっており本当に人の流れを止めて、その間にワクチンを行き渡らせないと収拾がつかない。
政府は本気でロックアウトを検討するか、もしくはいわゆる指定感染症の法律を変えるか、どちらかに踏み切らねばならないのではないか。
今の法律では、町医者がcovid-19患者を診られない。
町医者が診察しまくって、それこそアビガンでもレムデシビルでもガンガン処方すれば、というのは暴論に過ぎるのだろうか?
ぞれぐらいしないと、今の政府の対応は指をくわえているだけのような歯がゆさしかないのである…