ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

わかってないヤツが、世の中に出てきやがった。

2022-03-04 18:00:00 | 思うこと
日頃B級グルメを多く検索しているからか、YahooのAIに私の好みがバレてしまい、こんな記事をオススメされた。

「関西食べ歩き紀行」というサイト。
内容自体は私のどストライクなのだが、私の大好きな名古屋本拠の台湾ラーメンでおなじみ「味仙(みせん)」を、わざわざ「あじせん」と誤ったルビを振っていたため、私は朝からアタマに血が昇った。

本来、出版や放送など公共性の高い企業には偏差値もさる事ながら
「ウラを取る」
すなわち書いてある事、話した事が真実かどうかを確かめる必要性を理解する人間が従事しているはずだ。
当然、良くも悪くもタテ社会のため間違いには先輩の厳しい叱責を浴びる。
誤りを載せたり話したりした事そのものではなく、なぜウラを取らなかったのかを責められる。そしてそれは、公共性の高い仕事ゆえ当然の事である。

ところが、インターネットという文明の利器が登場し、従来の放送や出版の企業に属さなくとも自由にサイトを立ち上げ、発信出来るようになった。
またSNSの発展は目覚ましく、わざわざ自分で立ち上げなくともTwitter、Facebook、Instagramなどアリモノの無料プラットフォームを使って誰でも発信している。
TVの力に頼らなくとも、スマホを使ってYou TubeやTickTokで世界中に無料で動画を配信出来るようになった。

反面、誰の教育を受けなくとも世界に発信出来る世の中になったからこそ、このようにロクに正しい店名すら調べる事もなく記事にしてしまう、ウラを取る大切さを「わかってないヤツら」が本当に増えたと実感する。

誤解のないように言うが、既存の新聞社、出版社、放送局が偉いなどと言うつもりは全くない。
TVでもテロップの漢字の誤りは日常茶飯事、CMでも某法律事務所が「約70%が」などと平気で言っている。
言わずもがな、放送で「約」は「ひゃく」と聞き違える恐れがあるためこの場合は
「およそ70%」
と言わねばならない。
クライアントが間違っていたとしても、その原稿を書いた広告代理店、そのままCMを受けてしまった放送局、全員「わかってない」のだ。

誰でもお手軽に情報を発信出来るようになったのはありがたい事で、私も日々そんな人達の恩恵に預かっているのだが、事実を伝える事の大切さ、ウラを取る大切さはわかっていてほしいと切に願う。

そんな私は、このサイトの「ご意見」欄に

と書いて送っておいたのだった(笑)…

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