プロ野球日本シリーズは、阪神がオリックスを7-1で下して38年ぶりの日本一に輝いた。
阪神ファンの皆さんには、心よりおめでとうございますと申し上げたい。
第6戦を終えた時点で両チームの合計得点が23-23と互角の戦いに思えたが、今夜の第7戦はオリックスの先発・宮城がノイジーに3ランを浴び、リリーフの比嘉が火に油の結果となってしまった。
ペナントレース前143試合中、先発オーダーの組み方が135通りあったという、その独特の選手起用をして「ナカジマジック」と云われたオリックス・中嶋聡監督だが、今回のシリーズでは疑問の采配が目立ってしまった。
象徴的なのは第4戦。なぜ9回をワゲスパックに託したのか?
そのワゲスパック、制球が全く定まらず2つの暴投で近本を3塁に進ませてしまった。その後申告敬遠2つで満塁策を取り、大山にサヨナラヒットを打たれてしまった。
その暴投も、私の目にはどちらも実質的には森友哉のパスボールに見える。守備固めで捕手を若月に代えておけば…
まぁ、この試合は野口がスリーバント失敗した時点で勝負あった。
そして今日。
ノイジーに打たれた先制3ランは交通事故としても、宮城の後を継いだ比嘉が火に油だった。
比嘉よりも、なぜ最も調子の良い小木田から先に使わない?
攻撃も、ビハインドを背負った後の工夫が全く見られない。特に森友哉が簡単に初球を打って内野ゴロやポップフライを打つのは、見飽きてしまった。
激励を込めて指摘させていただくが、今回の「逆シリーズ男」は、誰が何と言おうと森友哉だ。再三のチャンス凡退に、ワゲスパックの球を後逸…
西武時代に2度リーグ優勝しておきながらCSでソフトバンクに敗れたため今回が初シリーズだった影響だろうか、力みがひどくカラ回りばかりだった…
来年、リベンジしてくれ!