先週の皐月賞の馬券戦略は、情けない結果となった。
ホープフルSを勝っているダノンザキッドを本命とし、まずこの単複馬券。さらにダノンともう1頭の人気馬エフフォーリアから共に何点か流していたのだが、ダノンザキッドは4角手前で既に手応えがなく失速し15着。
エフフォーリアからも流していたのだが、2着のタイトルホルダーには付けていなかったのだ。
例年、皐月賞トライアルと言いながら弥生賞勝ち馬は本番ではなかなか上位に来ない。その理由として、皐月賞はフルゲートの激流になるが弥生賞は頭数が揃わずスローペースになるため、参考にならないのだ。
それが今年は、何の事はない。皐月賞もスローで、結局好位で競馬をしたエフフォーリアが鮮やかに直線で抜け出し、タイトルホルダーに至ってはほぼ逃げ残りの2着であった。
先週予想を書いた際、なぜこの結末を予想出来なかったのか悔やまれる。
持ち時計のない、スローで直線よーいドンの競馬ばかりの3歳牡馬によるダービー戦線に切れ味は随一の牝馬サトノレイナスが参戦とあれば、おのずと興味は高まる。
私はサトノの単勝を握りしめて桜花賞を観ていたのだが、ゴール前でソダシを追い詰めるサトノの脚は届かなかったとはいえ目を見張るものがあった。
グランアレグリアしかり、あの切れ味を引き出すのはさすがルメールである。
あの切れ味があれば、今年の牡馬なら撫で切りに出来るのではないかとすら思えてしまうのである。
もしそうなれば、牝馬のダービー制覇は2007年のウオッカ以来14年ぶりとなる。
今にして思えば、あの年の牡馬のレベルはかなり低かった。
ダービーではフサイチホウオーが抜けた1番人気だったが、ほぼ見せ場なし。 後に大成したのはドリームジャーニーと、短距離路線に転向し高松宮記念を勝ったローレルゲレイロぐらいだ。
皐月賞馬エフフォーリアは共同通信杯を勝っているだけに府中適性は高いが、サトノなら互角以上の勝負になるのでは、と今から期待は高まるのである…
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