私は今まで閏年のことはわかっても、旧暦の閏月(うるうづき)のことは、どのように調整されるのかはよくわかりませんでした。
閏月があるといっても、はたしていつどのように1ヶ月足されるのだろうか。
12月の次に13月という話は聞かないし、2月の次にでもはさまれるのか、まったくわかりませんでした。
ところが、今年2014年、171年ぶりの「ミラクルムーン」があり、特別の閏月を体験することができました。
旧暦を太陽暦にあわせるには3年に一度の閏月を入れて調整するのですが、今年(2014年)は、171年ぶりに9月の後に“閏9月”が挿入されるため「十三夜」が2度訪れることに。
2014年は9月8日が中秋の名月。10月6日が「十三夜」。
このどちらか一方のお月見しかしないことを片見月(かたみづき)と呼んで、縁起が悪いと嫌われました。
それが今年は「後の十三夜」としてもう一度「十三夜」が11月に、旧暦の閏9月として観ることができるのです。
閏月は必ずしも9月の後に挿入されるわけではなく、2012年には、3月と4月の間に閏3月が挿入されました。
かくして2013年のミラクルムーンの「後の十三夜」楽しみにしていたのですが、あいにくの曇り空で観ることはできませんでした。
下の写真は前日に撮影したものです。
上毛高原駅の下で、三峰山から出る月を待っていたら、するするっと車が横に寄って来て「おい、何してるんだ」と見た顔が声をかけてくれました。
その人は私と違って、プロのカメラマン。
「いや、あそこから出る月を待っているんだ」
というと、私の持ってるカメラに興味を持ってどれどれと見てくれました。
素人の私は、露出やシャッタースピードはいつも思い通りに操作できず、ほとんどが自動モードでの撮影。
したがって夜の月や星空、街明かりの入った夜空などは、ほとんどうまく撮れません。
そんな悩みを解決するには、いつもこのTさんが手っ取り早い先生になると前からあてにしていました。
Tさんは、私のそんな事情を知ると私のカメラを持っていろいろ写してみてくれました。
パシッ
「こりゃアンダーだな」(?)
パシッ
「ふむ」
パシッ
「ダメだ」
ん、ん
やっぱ、よくわかんない。
プロでも馴れないカメラは操作しにくいようで、
まあ、しろいろな設定で試して、意図した映像に近づけるというのがプロでも同じだということがわかった。
ちなみに師匠の撮ってくれた写真は、彼の名誉のためにアップはひかえておきます。
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