花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

十年早いわ!のお話

2006年07月10日 | わたくしごと、つまり個人的なこと
昔の武士がうらやましい。頭のてっ辺を青々とそり上げ、髪を後ろに束ねて髷を結う。ハゲで悩む人はいない。よく考えたものだと感心していた。
戸時代は年寄り向きに出来ている。三味線しかり、日本舞踊もしかり、浄瑠璃もまたしかり、経験をつまないと上達しない。年功序列で十年早いわ!がまかり通る社会だ。
思いきや、武士の髷はハゲ対策ではないらしい。目上に者に対する忠誠の証なのだそうだ。いつでも戦いにまかり出ますというしるしらしい。
の戦では、重い兜を頭からかぶっていた。兜をかぶってじっとしているわけにはいかない。走ったり刀を振り回したりしなければならない。暑い時期など頭がむさって大変だったらしい。そこでテッペンをきれいに剃りあげた(月代・サカヤキという)。これで兜の中は幾分かさっぱりして暑さ対策になったらしい。
和になった江戸時代でも、武士は忠誠を表す意味で月代にする必要があった。だから浪人はその必要がない。このスタイルがかっこいいので町人にも広がった。ということらしいのです。(間違っていたらご指摘を乞う)
いうことは、地方の農民が月代にしていることはないのじゃないだろうか。時代劇で見たような気がするが???「七人の侍」で助っ人を探す百姓の左朴然や藤原鎌足の頭はどんなだったろう???
にかく、オイラの頭だけでも江戸時代に戻りたい。それが出来ないから、農薬101号にかすかな希望を託すのでありました。
コメント
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