講談社から「日本の仏像」が週刊のシリーズで出た。
第1回配本は興福寺の阿修羅像。初回は安いので買ってみる。
阿修羅像の合掌する手は、少し隙間が空いている。初めて知ったが、そう思って見ると、阿修羅像に突然動きが出てくる。生き生きしてくる。
今まさに合掌するところだ。
興福寺館首の多川俊映氏の言葉が載っていた。
人は生まれながらに対立の形で物事を見る。自分と他人、右と左、上と下、善と悪。
二極で物事を考えると、そこに対立が生まれる。対比することで差が生じ、妬みが生まれる。
オレがオレがとなり、争いが起きる。そのときあなたはすでに修羅の道に入っているのです。
堀口大学氏の「座右銘」にこうあります。
暮らしは分が大事です
気楽が何より薬です
そねむ心は自分より
以外のものは傷つけぬ
嫉みの心とは、ねたみうらやむこと。
ねたみうらやんだ挙句、争いを起こしたところで、たとえ争いに勝ったところで、傷つくのは自分です。
阿修羅像の合掌する像は、二極を越えてひとつになった姿を現しています。
第1回配本は興福寺の阿修羅像。初回は安いので買ってみる。
阿修羅像の合掌する手は、少し隙間が空いている。初めて知ったが、そう思って見ると、阿修羅像に突然動きが出てくる。生き生きしてくる。
今まさに合掌するところだ。
興福寺館首の多川俊映氏の言葉が載っていた。
人は生まれながらに対立の形で物事を見る。自分と他人、右と左、上と下、善と悪。
二極で物事を考えると、そこに対立が生まれる。対比することで差が生じ、妬みが生まれる。
オレがオレがとなり、争いが起きる。そのときあなたはすでに修羅の道に入っているのです。
堀口大学氏の「座右銘」にこうあります。
暮らしは分が大事です
気楽が何より薬です
そねむ心は自分より
以外のものは傷つけぬ
嫉みの心とは、ねたみうらやむこと。
ねたみうらやんだ挙句、争いを起こしたところで、たとえ争いに勝ったところで、傷つくのは自分です。
阿修羅像の合掌する像は、二極を越えてひとつになった姿を現しています。