花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

四日市漫歩マップ②図書館

2021年10月16日 | レモン色の町

明治44年の地図であります。“保光苑”とあるのは現在の諏訪公園。明治44年日露戦争戦勝記念として、諏訪神社裏の公園を“保光苑”として市民に開放されました。

旧図書館は、大正天皇御大典記念として大正5年6月に竣工しています。この時、“保光苑”は“諏訪公園”と改称されました。神社本殿裏の池の向こうに少し覗いている建物が旧図書館です。

木造2階建てのしゃれた建物でした。

大正11年の地図には、諏訪公園の下に“図書館”の文字が読めます。

大礼記念四日市市立図書館熊澤文庫とありました

昭和4年1月15日、東海の飛将軍と云われた熊澤一衛氏が、旧図書館の前に熊澤館を竣工させます。右端に旧図書館が覗いています。下の写真を見てください。四日市市立図書館刊の“写された四日市”に、珍しい写真を見つけました。

左が熊澤館、その奥に旧図書館が建ちます。森 昭源さんがお持ちの絵はがきで、昭和時代とだけありました。旧図書館は、児童館として利用されていたようです。昭和20年6月18日の空襲で熊澤館は残りましたが、旧図書館は消失します。

戦時中一時、病院として利用されましたが、昭和24年3月1日、再び図書館として復活されました。