花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

四日市漫歩マップ⑨札ノ辻

2021年10月24日 | レモン色の町

東海道45番目の宿場町“四日市”。四日市は市場町として栄えてきたが、良港にも恵まれていた。東海道と港を結ぶ浜往還が出来て、四日市宿は“札ノ辻”である十字路を中心として栄えてきたのだ。

明治44年の地図。赤い部分が辻になる。右側の小学校の建つ部分が陣屋跡。江戸の頃は、旅籠、馬立て場、脇本陣、料理屋と賑やかだったと想像される。

大正11年8月の辻の様子。東南角に建つ店に向かって撮られている。文化展覧会を祝う装飾が街を一段と賑やかにしており、手前に立つ夏用制服姿の巡査もどことなくにこやかに見える。(椙山満編集『四日市の100年』より)

同方向で現在を寫す

舗装工事中の札の辻(昭和13年)当時はコンクリートミキサー車で道路を舗装していた。上の写真とは逆方向になるのか?左に岡田屋呉服店の看板が見える。後の“イオン“である。

増田武夫さんは、一軒一軒訪ねて「東海道往来」と「浜往還」の本を記して家の並びをマップにされた。昭和天皇の御大典当時、昭和初期の札の辻の様子であります。